スマホ背面に貼り付ける“音声通話録音ガジェット”を試す 手軽で便利だが注意点も(2/2 ページ)

» 2024年04月11日 12時00分 公開
[山口恵祐ITmedia]
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録音データの品質をチェック

 ここまで紹介したセットアップの工程で特に難しいところはない。結局のところ、重要なのはしっかりと通話が録音できるかという点に絞られるだろう。

 早速使ってみよう。実はボイスレコーダー背面にあるクリップ側は全体がカバーとなっており、クリップごとカバーを取り外してスマホに取り付ける。説明書には「なるべく密着させるように」と案内があるので、背面全体で音の振動を受け止めて録音する構造のようだ。

photo 背面はカバーになっており、外してからスマホに貼り付ける

 表面にあるスライド式スイッチをスマホのアイコン(右側)に移動させるとLEDインジケーターが赤色に点灯して「通話録音モード」(WAV形式、192kbps)による録音が始まる。スイッチを再び中央に戻すことで録音が停止する。

 以下が通話録音モードによる録音のサンプルだ。背後に少しノイズが乗っているが、相手の声と自分の声がしっかりと聞き取れるように録音できている。

通話録音モードによる録音のサンプル

 続いて、スライド式スイッチをマイクのアイコン(左側)に移動させて「通常録音モード」(MP3形式、192kbps)にしてみる。こちらはスマホに装着せず一般的なICレコーダーのように使うモードで、背面のカバーを取り付けたままでもいい。

photo 「通常録音モード」は、単体でボイスレコーダーとして使うモードだ

 音質の差を確認するため、あえてスマホに取り付けたまま通話録音に使ってみた。通話録音モードに比べてノイズが少なく音質もクリアになっているが、おそらく外側のマイクを使っているため周囲の音も拾うことになる。やはり通話は通話録音モードで録音するのが良さそうだ。

photo 今回はiPhone 15 Proで試した。MagSafeに対応しているので、ボイスレコーダー本体の背面カバーを取り外してそのまま装着できた。MagSafe対応のスマホケースを装着したままでも試したが、特に問題なかった
通常録音モードによる録音のサンプル

録音時の注意点

 内蔵メモリは16GBで、最大録音時間は190時間だ。特に複雑な構造ではなく必須の連携アプリなどもないため、さまざまな音声通話系アプリで使用できる。

 一方で、実際に使ってみて分かった注意点もある。スマホに取り付けて録音する際に、スマホを持つ手を動かすとガサガサ音が簡単に入ってしまうことだ。構造的に仕方がないのだが、雑音を入れずに録音するためには、「なるべく手を動かさない」「机に置いた状態でスピーカーフォンにする」といった工夫が求められる。

 また、特にMagSafe経由で給電されるといった機構ではないため、忘れずにUSB Type-Cで充電が必要だ。

 録音した音声ファイルを再生するには、Windows PCかMacに接続する必要がある。iPhoneやAndroidスマートフォンにUSB Type-Cで接続しても、認識しないので注意が必要だ。出先ですぐに録音を確認するといった使い方には向いていない。

 サンワサプライによれば「iPhoneで通話を録音できず不便に思っており、それを解決したい思いで開発した」という。一通り理解しておく仕様はいくつかあるが、とにかく確実、手軽にどこでもスマートフォンで音声通話を録音できる準備を整えておきたいなら、いい選択肢になるだろう。

※本製品はサンワサプライ直販サイト「サンワダイレクト」でのみ限定販売

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