Xiaomi 14 Ultraを購入するも意外な「落とし穴」にハマる――2大家電量販店では早くも「販売終了(生産完了)」に石川温のスマホ業界新聞

» 2024年06月09日 10時00分 公開
[石川温]
「石川温のスマホ業界新聞」

 Xiaomi 14 Ultraを購入した。MWCでの発表会を取材したときから欲しかったのだが、日本での発表会開催時、ロンドン取材に出かけていたりして、すっかり実機に触る機会を失っていた。

この記事について

この記事は、毎週土曜日に配信されているメールマガジン「石川温のスマホ業界新聞」から、一部を転載したものです。今回の記事は2024年6月1日に配信されたものです。メールマガジン購読(税込み月額550円)の申し込みはこちらから。


 発表会後、SNSをみると知り合いがここぞとばかりにXiaomi 14 Ultraで撮影した画像をアップしている。

 「ちょっと触ってレビュー記事を書いてみるかな」とPR代理店に貸出機の依頼をしたところ「出払っていて、貸せるのは3〜4週間後になる」というメールが返ってきた。それでは、レビュー記事としてはかなり後発になってしまい、世間の注目を浴びそうにないということで「それではキャンセルします」と断ってしまった。

 その後、家電量販店の通販サイトを見ると「販売終了」と書いてあったり「品切れ中でお取り寄せ」という文字が並び、もはや買える状態ではなかったのだ。

 ラジオNIKKEI「スマホNo.1メディア」では、元々、Xiaomiに安達さんのゲスト出演が予定されていたのだが、一言「子供の運動会とか、これ1台で完璧ですよ」という誘い文句に火がついてしまったのだった。

 実は子供の運動会が6月1日にあるということで、泡立て欲しくなってしまった。

 au +1 CollectionやIIJmioの通販サイトで購入できそうであったが、いつ届くかわからない。そこで、5月31日、朝イチで渋谷に出かけ、パルコにあるXiaomiに期間限定ポップアップストアで出かけて無事、購入したのだった。

 翌日の運動会は晴天と言うことで、結構、良い感じの写真や動画が撮影できてかなり満足だ。個人的にはマクロの性能も高く、これであれば、記者会見のプレゼン写真、フォトセッション、製品のタッチアンドトライなど取材活動にかなり役立ちそうな気がしている。

 これまでいくつかの1インチセンサースマートフォンを渡り歩いていてきたが、1インチの画質には心躍るものの、どうしても周辺がボケてしまいがちになり、取材で撮影するには若干、不向きな面もあった。

 Xiaomi 14 Ultraに関しては、被写体をキッチリと撮影できるだけでなく、連写にも耐えられるので、取材の現場には本当に役立ちそうであった。

 ただ、いまのところの不満を上げるとするならば「eSIMに非対応」という事に尽きる。デュアルSIMでプラスティック、eSIMどちらも使えるかと思いきや、nanoSIMが2枚使えるだけという縛りがあったのだ。

 まさか、このタイミングでXiaomiがeSIMに対応しないなんて、予想外も良いところであった。

 5月にiPad Proも登場し、もはや手持ちの回線はほぼeSIM化しまっただけに、この週末はeSIMからプラスティックSIMカードに切り替える手続きをしなくてはいけなくなってしまった。

© DWANGO Co., Ltd.

アクセストップ10

最新トピックスPR

過去記事カレンダー