Walletアプリに登録しておくと、リマインドが幾度となく通知される。そうでなくとも、Apple IDを登録したメールアドレスや電話番号へのSMSもリマインドで届く。
というわけで、Apple Storeに到着。ガラス壁にVision Proのシルエットを模したイラストと「Vision Pro」のロゴが貼り付けられている。これは期待が高まる。
正面入口を入ると担当スタッフが出迎えてくれるので、Apple Walletを開いて3次元バーコードを提示する。紛失してしまったり、すぐに出せなかったりする場合には身分証明書を提示する必要があり少々面倒くさい。なので、iPhoneユーザーであれば、予約完了と同時にApple Walletに登録しておくことをお勧めする。
案内された席に座り、Vision Proの使い方についてレクチャーを受け、Vision Proを顔にフィットさせるためにiPhoneのフロントカメラ使って顔周りの測定をする。iPhoneユーザーでなくても心配はいらない。スタッフの用意したiPhoneで測定できるからだ。測定結果のQRコードをスタッフに提示してからほどなくして、“自分専用”にカスタマイズされたVision Proが運ばれてきた。
あとは装着して体験をするだけだ。途中、光が下から漏れているとのことで、Vision Proの位置を微調整した。
体験は「すばらしい」の一言に尽きるのだが、これはぜひ予約してデモ体験してほしい。ちなみに、デモ体験は何度でも可能とのこと。「3回目には買ってくださいと強く勧められたりしませんか?」とスタッフにたずねたところ、「ありませんよ〜」と笑顔で答えてくれた。
価格が価格だけに体験するだけでもハードルが高そうに見えるVision Pro。しかしApple Storeオンラインから気軽に予約できるし、親切ていねいにレクチャーしてもらえるため、体験後には身近に感じられるようになった。購入へのハードルは依然として高いままだが、Appleのいうところの「空間コンピューティング」とは何かを自分の目で確認できるのは良い経験になるのではないかと感じた。
「Apple Vision Pro」 を手にしたら、周囲の人に体験機会を提供しよう!
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