炎天下の車内でスマホやハンディファンが爆発する危険性も? 真夏の車でやってはいけないこと(2/2 ページ)

» 2024年07月31日 06時00分 公開
[ITmedia]
前のページへ 1|2       

スマホが高温になるデメリット

 高温にさらされたスマホは“スマホの熱中症”といわれるように、処理性能が低下したり、バッテリーが劣化したり、最悪の場合はバッテリーが膨張して危険な状態になることも考えられる。スマホを使う周囲の適正温度は5度から35度程度に設定されていることが多く、その範囲外の温度で使うと不具合が起こる可能性が高い。

 車内のホルダーにスマホを取り付けて使う場合は、定期的に本体に触れて高温にさらされていないか、よく確認したほうがいいだろう。もし直射日光ががよく当たってしまうなど危険な状態であれば、設置場所を再検討するか、影になる場所に置くなど注意が必要だ。スマホ本体を取り出す必要がないCarPlayやAndroid Autoといった機能と、車載インフォテイメントの連携を積極的に活用するのも手だ。

 さらにスマホ以外にもバッテリーを搭載した製品を車内に置くのは危険だ。さまざまな工業製品のテストを実施している製品評価技術基盤機構(NITE)は、YouTubeでモバイルバッテリーをダッシュボード付近に放置した場合の実験映像を公開している。

NICTが公開した実験映像。車内にモバイルバッテリーを放置すると……

 動画ではダッシュボード付近に放置したモバイルバッテリーが膨張し、本体が割れた状態で勢いよく炎が上がっているようすが収められている。大きなエネルギーを持っているモバイルバッテリーは特に発火の危険性が強く、大きな事故につながることも考えられる。

 そして最近はどこでも風に当たれるハンディファンなども人気を集めている。自分が気を付けていても家族や友人が車内に置き忘れて外に出る、なんて場面も増えてくるだろう。ハンディファンにもバッテリーが内蔵されているため、高温になる車内に長時間放置してしまうと、万が一の危険性も考えられる。また、最近はキャンプ用途でポータブル電源を持ち運ぶ機会も多いが、車に積みっぱなしのような使い方は避けたほうがよさそうだ。

 ──この記事の筆者も以前からこれらに気を付けているつもりだったが、あらためて確認してみると、万が一のバッテリー切れで役立つエンジンスターター機能付きモバイルバッテリーをトランクにしまい込んでいた。直射日光が当たらない場所とはいえ、暑さが厳しい夏場の車内にバッテリーを保管するのは危険だと反省した。

 普段、エアコンが効いている状態で乗っているときが気付きにくいが、あらためて自身の環境を確認してみることをおすすめしたい。

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年05月28日 更新
  1. 陸マイラーの筆者が「ANAモバイル」を契約 20%マイル付与だけじゃない、“メイン回線昇格”の理由 (2026年05月27日)
  2. ChatGPTには「まあまあ落ち着いて」が通じない? 巨人・阿部監督を辞任に追い込んだ“文脈なき正論”のわな (2026年05月26日)
  3. 「広告多い」「起動遅い」Rakuten Linkの使い勝手は改善する? my 楽天モバイル統合で巨大化するアプリの今後 (2026年05月26日)
  4. 新ヘルスケアバンド「Google Fitbit Air」を試す 画面なしで1万6800円の価値はあるか (2026年05月26日)
  5. 楽天モバイルの「Rakuten Link」、通話品質が最大26%向上 “大手キャリア並み”に達した技術の裏側 (2026年05月26日)
  6. ソフトバンクが「今回もやる」とGalaxy S26を月額1円で販売――販売方法を早急に見直さないと撤退を迫られるメーカーも (2026年03月08日)
  7. 値上げのY!mobile、旧プランから「シンプル3」に変更すべき? 5月中の“救済措置”を見逃すな (2026年05月25日)
  8. ドコモの中古「iPhone 15 Pro(128GB)」、MNPで一括約6.5万円から【スマホお得情報】 (2026年05月26日)
  9. ドコモ「dポイントマーケット」を7月28日に終了 開始から1年9カ月で幕 (2026年05月26日)
  10. iPhone 17 Proの背面をフラットにするカバー「MYNUS iPhone 17 Pro BACK」発売 6600円 (2026年05月27日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年