NTTドコモは26日、ネットショッピングを経由するだけでdポイントがお得にたまるサービス「dポイントマーケット」の提供を、2026年7月28日(火曜)正午をもって終了すると発表した。2024年10月のサービス開始からわずか1年9カ月での撤退となる。昨今の「ポイ活」ブームのなか、約1億人の会員基盤を武器にスタートしたサービスだったが、異例の短命に終わることとなった。
ドコモの発表によると、「dポイントマーケット」本体の提供終了に伴い、連動して提供されていた「dポイントマーケット毎日くじ」も同時に終了する。
現在利用しているユーザーにとって最も気掛かりなのは、これまでの買い物で獲得予定となっているポイントの行方だろう。これについてドコモは、「2026年7月28日午前11時59分までに各ショップで完了したご注文は、条件を満たしていれば通常通りポイント獲得の対象になる」と案内している。
ただし、直前の利用には注意点もある。ホテル宿泊や航空券、レストラン予約、あるいは一部の「予約商品・体験サービス」などは、商品の発送後や実際のサービス利用後に注文情報がシステムへ反映される場合がある。注文情報の反映が「7月28日正午」のサービス終了日時を過ぎてしまうと、ポイント獲得の対象外になる可能性があるため、終了間際での駆け込み利用には十分な注意が必要だ。
■「dポイントマーケット」とはどんなサービスだったのか?
そもそも同サービスは、ドコモが従来のポータルサイト「dマーケット」をリニューアルする形で、2024年10月8日に開始したものだ。
最大の特徴は、同サイトを経由して提携ネットショップで買い物をするだけで、ユーザーの「dポイントクラブ」会員ランクに応じて最大1.5%のdポイントが還元される点にあった。さらに、各ショップが独自に設定するショップ特典(最大19.5%)と組み合わせることで、最大20%ものdポイントが還元される強力な仕組みを備えていた。
サービス開始当初は家電や食品など約150サイト、1000万点以上の品ぞろえだったが、今回の終了発表時点では約600サイト、1800万点以上にまで規模を拡大していた。加盟店にとっても、約1億人の「dポイントクラブ」顧客基盤に直接リーチでき、商品単位での送客やデータマーケティングが可能になるというメリットがあり、順調に提携先を増やしているように見えた。
それにもかかわらず、わずか1年9カ月でのサービス終了となった理由について、NTTドコモはプレスリリースの中で「現在の事業環境に鑑み、提供を終了します」と説明するにとどめている。
近年は各社によるポイント経済圏の競争がかつてないほど激化しており、ネット通販や自社決済サービスとの連携がより重要視されている。こうした事業環境の急速な変化のなかで、アフィリエイト型のポイントサイトという枠組みにおいて、想定していた事業規模や収益性を維持することが難しくなったものと推測される。
ドコモはリリースの中で「今後もお客さまへの一層のサービス向上に取り組んでまいります」とコメントしている。ポイ活ユーザーにとって短期間での撤退は残念なニュースだが、今回の事業見直しを経て、今後ドコモからどのような新たな還元施策やサービスが打ち出されるのか、引き続き注目していきたい。
ドコモ、最大20%還元のネットショッピング「dポイントマーケット」10月8日提供
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