車を運転するとき、スマートフォンをナビ代わりに活用することは珍しいものではなくなくなった。道路を走っている車の中をちらっと見ると、ダッシュボード周辺にスマホホルダーを取り付けて活用している場面をよく見かける。
ところで、7月に入ってから気温30度を超える真夏日が連日続いている。太陽の強い日差しにさらされる車内は灼熱地獄となるが、特にフロントガラスに近いダッシュボード付近は信じられないほどの高温に達する。
走行中はエアコンが効いて人間の体感温度は下がるとはいえ、車内の場所によっては直射日光が常に当たるため、バッテリーを搭載した製品をそうした場所に設置して使い続けるのは危険だ。
例えば、一般的なスマホホルダーは運転席から見やすい位置に取り付けることが想定されている。その多くがダッシュボード付近に設置することになるが、ダッシュボードはフロントガラスに近く、直射日光がよく当たる場所でもある。
これまで大手通信キャリアも夏のスマホ利用に関して注意喚起を行ってきた。KDDIが夏の車内で行った実験で、直射日光下ではダッシュボード付近が最高75.8度まで上昇した(外の気温は気象庁発表で36.4度)という結果も出ている。
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