FCNTが「らくらくスマートフォン」の新モデルを一挙3モデル発表 ドコモ向け/Y!mobile向け/MVNO向けを順次発売

» 2024年10月31日 14時00分 公開
[井上翔ITmedia]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 FCNTは10月31日、主にシニア層をターゲットとする「らくらくスマートフォン」の新モデルを発表した。NTTドコモ向けモデルの他、ソフトバンク(Y!mobileブランド)向けモデルとMVNO向けモデルも用意することで、ユーザー層を広げる。

【更新:21時10分】かんたんスマートフォン a A401FCの付帯サービスに関する記載を一部変更しました

新モデルたち 「2024年版」のらくらくスマートフォンとして登場する3モデル

らくらくスマートフォン F-53E(NTTドコモ向け)

 NTTドコモ向けモデルの「らくらくスマートフォン F-53E」は「らくらくスマートフォン F-52B」の後継モデルで、従来のらくらくスマートフォンのコンセプトやユーザーインタフェース(UI)を引き継ぎつつ、プロセッサ(SoC)やディスプレイなどのスペックを引き上げたことが特徴だ。2025年1月の発売を予定しており、10月31日から予約を受け付けている。

らくらくスマートフォン F-53E らくらくスマートフォン F-53E
らくらくスマートフォン F-53E ボディカラーはピンク(左)、ゴールド(中央)、ネイビー(右)の3つを用意している
新旧比較 左がF-53E、右がF-52B。外観的には「ちょっと大きくなった」という感じのF-53Eだが、「ユーザーが慣れてきた」(担当者)ということで一部のシルク印字を廃止している

 SoCはQualcommの「Snapdragon 6 Gen 3」を採用し、従来モデルの最大1.5倍のパフォーマンスを確保した。メモリは4GB、内蔵ストレージは128GBを備え、microSDXCメモリーカードも搭載可能だ。OSはAndroid 14をプリインストールする。

 ディスプレイは1080×1980ピクセルの約5.4型有機ELとなる。従来モデル比で画面サイズはもちろんだが、最大輝度を1.3倍に引き上げたことで屋外での視認性が向上した。触れる操作と押し込む操作を識別できる「らくらくタッチパネル」も引き続き搭載している。画面フォントは、従来の「UD新丸ゴ」(ゴシック体)に加えて「UD黎ミン」(明朝体)も選べるようになった。

 アウトカメラは「広角(メイン)」と「超広角/マクロ」の2眼(デュアル)構成で、広角カメラは約5030万画素センサー(SONY IMX882)、超広角/マクロカメラは約800万画素センサーを備える。広角カメラは光学手ブレ補正(OIS)に対応している。インカメラは約1610万画素センサーのシングル構成だ。

 アウトカメラの下部には「arrows We2 Plus」と同様に光学式脈拍センサーを備えており、自律神経の状況をチェックできるようになっている。ホームボタンには指紋センサーが備わっている他、インカメラを使った顔認証にも対応する。

 バッテリー容量(定格)は4000mAhで、Qnovoと共同開発したバッテリー劣化技術を搭載している。

らくらくスマートフォン a A401FC (Y!mobile向け)

 「らくらくスマートフォン a A401FC 」は、Y!mobileブランド向けとしては初のらくらくスマートフォンとなる。11月7日の発売を予定しており、Y!mobileオンラインショップでの販売価格は3万1680円だが、MNPで購入する場合に限り9800円に値引きされる。

らくらくスマートフォン a A401FC らくらくスマートフォン a A401FC
らくらくスマートフォン a A401FC カラーはマゼンタ(左)、ゴールド(中央)、ディープブルー(右)の3つから選べる

 SoCはMediaTekの「Dimensity 7025」を採用した。メモリは4GB、内蔵ストレージは64GBを備え、microSDXCメモリーカードも搭載可能だ。OSはAndroid 14をプリインストールする。

 ディスプレイは720×1560ピクセルの約6.1型TFT液晶となる。らくらくタッチパネルには対応していない。

 アウトカメラは約5000万画素センサー(広角)、インカメラは約800万画素センサーのシングル構成となる。アウトカメラの下部には光学式脈拍センサーを備えており、自律神経の状況をチェックできるようになっている。電源ボタンに指紋センサーが搭載されている他、インカメラを使った顔認証にも対応している。

 バッテリー容量(定格)は4500mAhで、Qnovoと共同開発したバッテリー劣化技術を搭載している。

 A401FC独自の特典として、健康相談アプリ「かんたんHELPO(ヘルポ)」が追加料金なしで利用できる他、FCNTのコミュニティーサービスと連動する歩数計アプリ「うごくま」がプリインストールされている。

HELPOとうごくま A401FCでは、かんたんHELPOアプリとうごくまアプリが無料で利用できる特典が付帯する

らくらくスマートフォン Lite MR01(MVNO向け)

 「らくらくスマートフォン Lite MR01」は、FCNTとしては初めてとなるMVNO向けのらくらくスマートフォンで、かんたんHELPOとうごくまの特典が付かないことと、プリインストールアプリが一部異なること以外はA401FCと同一スペックとなる。12月1日から順次発売の予定で、価格は販路によって異なる。

らくらくスマートフォン Lite MR01 らくらくスマートフォン Lite MR01
らくらくスマートフォン Lite MR01 A401FCと同様に、ボディカラーはマゼンタ(左)、ゴールド(中央)、ディープブルー(右)の3つから選べる

 本モデルの主な販路は以下の通りだ。

  • MNO
    • NTTドコモ(ドコモショップ限定で取り扱い)
  • MVNO
    • インターネットイニシアティブ(IIJmio)
    • H.I.S Mobile
    • QTnet
    • TOKAIコミュニケーションズ(LIBMO)
    • ニフティ(NifMo)
  • 量販店/ECサイト(★印はECサイトでのみ取り扱い)
    • エディオン
    • コジマ
    • ストリーム(ECカレント)
    • ソフマップ
    • ビックカメラ
    • MonotaRO★
    • ヤマダデンキ★
    • ヨドバシカメラ
    • Amazon.co.jp★

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

最新トピックスPR

過去記事カレンダー