realmeのスマートフォンは、数字型番や「GT」の名のつくさまざまなモデルがありますが、「realme neo7」は型番付与ルールを一新した製品です。前モデルにあたるのは「realme GT6 Neo」で、ハイスペックな「GT」シリーズの機能を落したモデルという位置付けでした。今回紹介するrealme neo7も、プロセッサにMediaTekの「Dimensity 9300+」という、一世代前のハイエンドモデルを搭載しています。
ディスプレイは6.78型(2780×1264ピクセル)で最大輝度は6000ニトと非常に明るく、屋外での利用も苦にしません。表面はクリスタルアーマーガラスで覆われ、強度も増しているとのこと。インカメラは1600万画素となっています。
背面はメタル感を高めたラインを入れたデザインで、SFに出てくる何かしらのツールのような、そんなイメージですね。しかし、これはゲームのプレイ中に本体のホールド感を高める人間工学に基づいた設計だといいます。GTシリーズ同様、Neoシリーズもゲーム用途を意識した設計です。なお、背面にはNEOの文字が入っており、これはGT NEOからNEOに変わったこともアピールしているのでしょう。
本体内部には大型の冷却板も入っており、プロセッサやバッテリーの発熱を急速に放熱してくれます。サイズは約162.6(幅)×76.4(奥行き)×8.6(高さ)mm、重さ約213gです。
7000mAhの超大型バッテリーを搭載しているのも特徴です。一般のスマートフォンと変わらぬ厚みに高容量バッテリーを搭載できるのも、シリコン炭素系のバッテリーを採用しているからですね。最近の中国メーカーのハイエンドモデルはこのタイプのバッテリーを搭載しており、5000mAhクラスが一般的だったバッテリー容量を大きく引き上げています。なお、急速充電は80Wです。
設定から「GTモード」にすることでプロセッサやGPU性能を最大限のまま使うゲームモードを利用できます。ゲームのパフォーマンスを一切落とすことなく、プレイに集中できます。GTモードではバッテリー持続時間が短くなるため、なおさら大容量バッテリーの搭載が有用です。
ゲーム以外の機能として、realmeが自社で提供する「realme Wallet」も初搭載しています。支払いカードの登録や中国国内約300都市の交通カードも利用できます。タッチ決済にも対応するなど、realme Neo7を買ってすぐにさまざまな支払いに利用できます。
カメラは5000万画素広角と800万画素超広角という一般的な組み合わせです。ゲーム用途のモデルなので、カメラ性能はあまり注力されていませんが、必要十分というところでしょう。日本円で4万円台で買えるコスパのいい高性能端末として、realmeはNeoシリーズを若い世代に売り込んでいくようです。
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