ドコモオンラインショップが公表している「売れ筋ランキング」をもとに、端末販売のランキングを紹介する。4月14日〜4月20日の期間は、4月16日発売の「Google Pixel 9a(128GB)」が初登場で首位に立った。
さらにPixel 9aの256GBモデルも3位に入り、新モデルが上位を占める形となった。前週トップだった「iPhone 16(128GB)」は4位に後退し、2位には「iPhone 16e(128GB)」が入っている。
Pixel 9aの首位獲得は、7万9860円という比較的手頃な価格設定が功を奏したとみられる。Pixel 8aからの後継機として、AI機能「Gemini」の搭載や新型Tensorチップの採用など、上位機種に近い性能を持ちながら価格を抑えた点が評価されたようだ。また256GBモデルも10万3510円と11万円を切る価格で、ストレージ容量を重視するユーザーからも支持を集めた形だ。
iPhone 16eは前週に続き2位をキープしている。Apple初の「e」シリーズとして、標準的なiPhoneよりも価格を抑えつつ基本性能を確保した点が安定した人気の要因だろう。11万8910円という価格帯は、ハイエンド志向ではないものの、Appleエコシステムを求めるユーザーにとって魅力的な選択肢となっている。一方、前週首位だったiPhone 16(128GB)は4位に下がったが、14万5200円という価格帯でも依然として高い人気を保っている。
「Galaxy S25 SC-51F」は5位に後退した。サムスンのフラッグシップモデルとして高性能カメラや最新のAI機能を搭載しているが、12万円台という価格帯が、より手頃なPixel 9aやiPhone 16eと比較されて影響を受けた可能性がある。iPhone 16(256GB)とiPhone 15(128GB)はそれぞれ6位、7位となり、Apple製品が依然として強さを見せている。
中位以下では、「Xperia 10 VI SO-52E」が8位をキープし、安定した人気を示している。ソニーのミッドレンジモデルとして6万2590円という価格帯が受け入れられているようだ。9位には通信機器のhome 5G HR02が入り、前週の6位から順位を下げた。
Pixel 9aの勢いがどこまで続くかが注目される。新機種効果が落ち着くと、再びiPhoneシリーズが上位を占める構図に戻る可能性もあるが、手頃な価格帯の新機種が市場を活性化させる傾向は続きそうだ。
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