メイン気室のノートPCポケットに入れられるのは、公式では15.3型までのノートPCということであったが、15.6型のモバイルディスプレイを入れてみたところ、かなり余裕があった。
ちなみに、ベゼルが太く、ボディーに厚みのある「Lenovo 14e Chromebook Gen 3」だと、指を2本入れられる隙間が生まれる。
その他のポケットも見ていこう。ノートPCポケットのフラップに取り付けられているポケットにはモバイルバッテリーや筆記用具、ICレコーダーなど、ほそぼそとしたものを入れておける。ちなみに、上に見えるファスナー付きポケットには、小型のドッキングステーションを収納した。
本体をカバーするように取り付けられているフラップのポケットには、すぐに取り出したいものを収納すると良いだろう。今回は名刺入れやイヤフォンを入れたが、まだ余裕があるので、タオルハンカチやポケットティッシュなども入れられそうだ。
スマートフォンは、好みの場所にどこでも入れられる印象だ。というのも、フロントポケットの内部にさらに薄めのポケットが取り付けられているので、小さめのスマートフォンはポケットの中のポケットへ、大きめのスマートフォンはフロントポケットに直接入れておけば、スマートフォン同士がぶつかることを防げる。
もちろん、フラップポケットに入れてもいいし、サイドポケットにも入れておける。特に、サイドポケットだと大きめのスマートフォンがぴったりハマるサイズだし、逆さにしても長モノを押さえるためのベルトがいい感じにスマートフォンの飛び出しや落下を防ぎそうだ。
背中側にある隠しポケットのような背面ポケットに入れておくこともできる。ただ、大きめのスマートフォンだと、少し背中に当たって痛いので、6型程度のサイズのものの方が良いだろう。
最も予想外で、最もありがたかったのは、メイン気室にあるボトルホルダーの直径が大きかったことだ。先日、クラウドファンディングで入手したケータイマグが予想外に太く、ほとんどどのボトルポケットにも入らなかったため、「せっかくのケータイマグなのに、自宅でしか使えないなぁ」と落胆していたのだが、それがすっぽり入るサイズだったのだ。
書類ポケットには、A4サイズのリーガルパッドを入れてみた。公称通り、角が折れず、面ファスナーも絶妙な位置に取り付けられているおかげで、きれいな状態を保てそうだ。
15.6型モバイルディスプレイ、スマートフォン3台、モバイルバッテリー、重量級のキーボード、書類、その他もろもろを200-BAGLN1BKに入れて歩き回ってみたところ、「これは楽だ」と感じた。
そのまま近所の公園へ行き、撮影をし、徒歩で帰宅したが、肩へ食い込んだり、腰が痛くなったりするということはなかった。
本体が軽いというのもあるが、それよりもショルダーベルトの幅の広さによるものではないかと考えた。測ってみたら、幅は7.8cmもあった。ちなみに、いつも使っているバックパックでは6.6cm、猫用キャリーリュックでは7.8cmであった。7.8cmという幅は、肩への負担を軽減する安定感と背負いやすさを両立するギリギリのサイズではないかと感じた。
メイン気室に設けられているストッパーはどうだろうか。ストッパーのホックをはめておき、荷物を入れた状態でジッパーを全開にして持ち手をつかんで持ち上げたところ、ガバッと開くことなく、荷物が落ちるのを防いでくれた。
意図していなくても、ジッパーを半分くらいまで下ろすと、荷物の重みで全開になってしまうことがある。人の多い場所で中身が全て落ちてしまうと目も当てられないので、このストッパーのホックは常にはめておいたほうが良さそうだ。きっちりはまっているかもチェックしておきたい。
バックパックの容量は多い方が良いし、ポケットもたくさんある方が何かと便利である。しかし、気室がいくつにも分かれていると、厚みのあるものが入らない。仕事帰りにちょっと買い物をしたときに不便を感じてしまう。
200-BAGLN1BKはメイン気室を広く取っており、なおかつ豊富なポケットも備えているという点で、「よく分かっているなぁ」と思えるリュックなのであった。
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