ノートPCユーザーであっても、マウスを使うという人は案外多い。そのほうが慣れているし、正確に操作できるからという理由らしい。
しかし、マウスはその形ゆえに持ち運ぶのにかさばるし、デスク上でもスペースを取ってしまう。持ち運びしやすく、狭いテーブルの上でも使える極小サイズのマウスはないものか――そう考えていたところ、サンワダイレクトから「超小型マウス miniclip」(4000MABT210シリーズ/以下、miniclip)が発売された。
さっそく購入したので、使い勝手などをレビューしていきたい。
miniclipは、奥行きが約5.6cm、高さ約2cmの超小型マウスだ。手持ちのワイヤレスイヤフォンの充電ケースと比べてみたら、ケースよりもコンパクトなサイズ感だった。
実測値の重量は本体のみが約23.4gで、ストラップを付けると約24.1gとなった。今回比較したワイヤレスイヤフォン(ケース入り)と比べても半分以下の軽さだ。これならポケットの中、ガジェットポーチ、仕事用バックパックの小さいポケットなどに入れてもかさばることはない。
さらにストラップホールが本体に付いており、手首にかけておくこともできる。女性の服にはポケットがないことが多いので、ちょっとした移動時に手を塞ぐことなく持ち運べるのはありがたい。
とはいえ、いくら持ち運びに便利だとしても使えなければ意味がない。マウスとしての性能はどうだろうか。
miniclipは、このサイズで右ボタン、左ボタン、スクロール用のホイールに加え、進む/戻るボタンと、合計5つのボタンを搭載している。しかも、右ボタンと左ボタンは静音仕様なので、カフェや図書館など、周囲への配慮が必要な場所でも気兼ねなくクリックを連打できる。
PCなどデバイスとの接続はBluetoothで行う。マルチペアリング対応で、3台までデバイスを記憶でき、接続切り替えボタンで切り替えて利用できる。どのデバイスとつながっているかは、底面のLEDの色で判別可能だ。赤色はPC、緑色はデスクトップPC、青色はスマートフォン、などのように覚えておくと良いだろう。
電源は内蔵バッテリーで、1度の充電で最長20時間の駆動、最長4500時間の連続待機となっている。バッテリー残量は青(約100〜80%)、緑(約79〜50%)、赤(約49%以下)に光るLEDで確認できる。充電は付属のUSBケーブルで行う。
読み取り方式はIR LED光学センサー方式で、電力消費量は少ない。センサーの特性上、光沢面やガラスなどの透明な板の上では利用できないので注意が必要だ。
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