ONEXPLAYER2のディスプレイサイズは8.8型だ。このデスクトップの上だけでマウスカーソルを移動させるのであれば、標準サイズのマウスでもそれほど場所を取らないだろう。
しかし、サブディスプレイがあると話は別だ。それなりに大きくマウスを動かさねばならない。では、カフェの狭いカウンターの上で、いくら小さいとはいえminiclipで操作できるのだろうか。
結論からいえば、全く問題なく操作できた。miniclipの解像度は1000dpiで、一般的なマウスと比べ高くもなく低くもない。サイズの小ささゆえに、いつもと同じように手首を動かしたところで、キーボードやモバイルディスプレイ、ドリンクなどにぶつかることがないのだ。これなら安心して他のカフェの狭いテーブルの上でも使えそうだ。
ホイールが小さいので、Webページを上から下へスクロールするのに何度も何度もホイールをクルクルと回さないといけないかと思っていたのだが、それは杞憂であった。一般的なマウスのスクロールと回転させる回数が異なるわけではないし、ホイールボタン機能があるので、クルクルと回すことなく上下にスクロールできる。
ただ、直径が小さいため回しづらいし、マウス全体が小さいため、何も考えずにホイールボタンを操作しようとするとマウスの先端を触っていることが多々あった。もう少し前方(先端近く)にホイールボタンがあれば、操作しやすくなるのではないかと感じた。
興味深いのは、マウスの左右全体がボタンとして使えるというところだ。小さいからこそ、どこを押しても左または右クリック操作をできるようにしているのだろう。
あえて難点を挙げるとすれば、サイズが小さすぎて手の中でマウスが遊んでしまうこと、進む/戻るボタンがマウスの左側についている“右利き用”であること、そして添付のストラップが頼りないことぐらいだ。
もっとも、普段からWebブラウザで“戻る”操作をマウスボタンで行わないので、このボタンを使えなくても筆者にとってはあまり問題ない。ストラップについていえば、壊れたら好みのものを使える、とポジティブにとらえることもできる。
小さいマウスが販売されると「こんなので使えるのかねぇ」と、手を出せずにいたのだが、miniclipは見た目のかわいさゆえ、つい手を出してしまったことから「こんなのでも使える!」という発見につながった。
ストラップとUSBケーブルにブラックだと黒色、ホワイトとピンクには白色が付属するという気の配り方も良い。カラーバリエーションが増えたら、きっとまた買ってしまうだろうと思うほどには使いやすく、所有欲を満たすデバイスであった。
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