Starlink Directにおけるデータ通信は、端末だけでなくアプリ側も対応が必要となる。8月28日時点で対応しているアプリは以下の通りだ。
- 地図アプリ
- Google マップ
- auナビウォーク
- auカーナビ
- 天気/防災アプリ
- アウトドアアプリ
- YAMAP
- ヤマレコ
- いまココ
- タイドグラフBI
- 釣り船予約「釣割」
- 乗船名簿クラウド
- ニュースアプリ
- SNSアプリ
- メッセージアプリ
- その他
- 家族の安心ナビ
- Find Hub(Google)
- 緊急情報サービス(Google)
携帯電話が圏外となる箇所(山間部など)において有益なアプリを中心に、対応を進めてきたようだ。
Starlink(衛星)とのデータ通信を行うAndroidアプリは、専用のAPIを用いる必要がある。一部には衛星通信時専用のUI(ユーザーインタフェース)を備えるアプリもあり、データ通信を極力少なくする制御も行われる。
Starlink Directでのデータ通信に対応するアプリの1つである「ウェザーニュース」では、通常時(左)とStarlink Direct利用時(右)とで表示する情報量に大きな差が出ている。Starlink Direct利用時は、データ通信を抑制する観点から必要最小限の情報にとどめている
KDDIがナビタイムジャパンと共同で提供する「auナビウォーク」アプリでは、Starlink Directに接続すると1日1回に限りその旨が表示される
Google純正の「Google マップ」アプリも、衛星通信用のモードを持っている
一方で、Xアプリは衛星通信に対応しているものの、先に紹介したアプリと比べるとUI面における「衛星通信への最適化」がほとんど行われていない
上記の対応アプリについては、KDDIなどが個別に開発者と対話をしていたため、ローンチに合わせて対応できたという。より多くのアプリで対応を進めるべく、KDDIは必要な開発支援を行う「アプリ開発サポートサイト」を近日中に開設する予定だ。
衛星通信に必要なAPIの提供などを行う「アプリ開発サポートサイト」を近日中に開設する
先行対応したアプリの開発者を代表して登壇した、ヤマップの春山慶彦CEO
ヤマップが提供する「YAMAP」アプリでは、衛星通信時に地図のダウンロードの他、事前に登録した人に位置情報を定期的に送信する「見守り機能」などを利用できる
9月20〜22日に、ヤマップとKDDIの共催でStarlink Directの体験イベントを上高地(長野県)で行う予定だという
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