au Starlink Directは、auブランドのスマートフォン向け料金プランの一部で利用できる。UQ mobile/povoブランドの契約者や他キャリアを利用している人も、本サービスの利用に特化した「au Starlink Direct 専用プラン」を別途契約することで利用可能だ。
今回の発表に併せて、KDDI/沖縄セルラー電話は9月1日から「au Starlink Direct 専用プラン+」の提供を開始する。月額料金は1650円で、契約から3カ月間は無料となる。UQ mobileの契約者については同じ「au ID」とひも付けることで1100円の「対象プランセット割引」を適用可能だ(※1)。契約時には3850円の事務手数料が必要だが、事務手数料相当額を「au PAY 残高」として還元するキャンペーンを実施している。月間の高速通信容量は1GBだ。
(※1)10月利用分までは「トクトクプラン2」「コミコミプランバリュー」のみ対象で、11月利用分から全プランが対象となる
……と、これだけを見ると従来プランとの“違い”が分からない。従来プランとの大きな違いは、月間1GBのデータ通信を「au 4G LTE」エリアに加えて「au 5G」エリアでも利用できるようになったことだ。ただし、au 5Gエリアでの通信はNSA(ノンスタンドアロン)構成のネットワークのみとなり、SA(スタンドアロン)構成のネットワークには対応しない。
なお既存プランでも、対応端末であればStarlinkとのデータ通信は利用できる。契約者が新プランへの移行を希望する場合は、既存プランを解約した上で、新プランを改めて契約する必要がある。専用プランゆえにプラン(契約)変更という概念がないため、このような手続きになってしまうようだ。
9月1日から、au 5Gエリアでの通信にも対応した「au Starlink Direct 専用プラン+」の提供が始まる。既存の「au Starlink Direct 専用プラン」契約者は、解約後に本プランを契約することでau 5Gエリアでの通信に対応可能だ
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