楽天モバイル、「arrows Alpha」を6万9900円で発売 二子玉川で実機体験イベントも

» 2025年11月21日 11時07分 公開
[金子麟太郎ITmedia]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 楽天モバイルは11月21日9時、「arrows Alpha」を発売した。楽天モバイルショップ、楽天モバイル公式サイト、楽天モバイル公式 楽天市場店で販売する。価格は6万9900円だ。

 実施中のキャンペーンを利用すると、他社からMNP制度を利用し乗り換えて「Rakuten最強プラン」または「Rakuten最強U-NEXT」を初めて申し込んだ場合に最大2万6000ポイントの楽天ポイントで還元する。

 27日には、二子玉川ライズ ガレリアにおいて、FCNT主催のイベント「arrows Park」が開催される。購入検討者はarrows Alphaをはじめとした「arrows」製品や「arrows AI」を体験できる。楽天モバイル特設ブースも設置され、arrows製品の購入とRakuten最強プランかRakuten最強U-NEXTをその場で契約可能だ。

arrows Alpha 楽天モバイル キャンペーンやイベントの概要

arrows Alphaの概要:堅牢性のあるボディーや新たなAI機能の搭載が特徴

 arrows Alphaは、堅牢性のあるボディーや新たなAI機能の搭載が特徴となっている。カラーバリエーションはホワイトとブラックの2色展開だ。

 プロセッサには、MediaTek製の「Dimensity 8350 Extreme」を採用。内蔵ストレージはシリーズ最大となる512GBで、最大2TBまでのmicroSDにも対応する。メインメモリは12GBで、加えて仮想メモリとして12GBを拡張できる構成となっている。

 ディスプレイは6.44型のSuper HD有機ELで、最大144Hzの高リフレッシュレートに対応。ブルーライトを低減して目の負担を和らげる「Eyecare」機能も備える。

 本体の耐久性にも徹底してこだわり、米国国防総省の調達基準であるMIL規格23項目に準拠。1.5mの高さからコンクリートに落下しても画面が割れにくい構造を採用している。防塵(じん)等級はIP6X、防水等級はIPX6/8/9に対応し、ハンドソープによる水洗いやアルコール除菌による消毒、ウイルス除去にも対応する。

 アウトカメラには、約5030万画素の広角カメラと、約4990万画素の超広角カメラの2眼構成を採用。広角側には1/1.56型のソニー製イメージセンサー「LYTIA・LYT-700C」を搭載し、光学式手ブレ補正にも対応する。インカメラも約4990万画素と高解像度となっている。

 AI機能では、人物や物体の背景を自然にぼかす「AI背景ぼかし」や、グループ写真で目を閉じた人物を目を開いた状態に合成する「グループショット」などを実装。シーンに応じた自動画質調整や、ズーム後の画質補正、最大10倍のデジタルズームも可能だ。

 バッテリーは5000mAhを搭載。FCNTの試算によれば、動画視聴200分、音楽ストリーミング150分、SNS閲覧160分、ゲーム90分といった計10時間の使用でも、約2日間はバッテリーが持続するという。加えて、付属の90W急速充電器を使えば、1%から100%までの充電を約35分で完了できる。

 バッテリーの長寿命化にも配慮し、充電制御技術により5年後でも初期容量の80%を維持できるとする。さらに、本体に負荷をかけずに電源を供給できる「ダイレクト給電」にも対応している。

arrows Alpha 楽天モバイル 堅牢性のあるボディーや新たなAI機能の搭載が特徴のarrows Alpha

 AI関連では、Googleの生成AIアシスタント「Gemini」に加えて、arrows独自の「arrows AI」も搭載。例えば、「海外でこのまま使うにはどうすればいい?」と尋ねれば、データローミングの設定方法を案内してくれるほか、「プロのような写真を撮りたい」と話しかけると、カメラがポートレートモードで起動する。ユーザーが名前を知らない設定や、見落としがちな機能も分かりやすく教えてくれるという。

 このarrows AIは今後のアップデートでさらに進化を予定しており、2025年秋冬には、受信したLINEなどの通知をAIが要約して伝える機能や、文字や画像を元にオリジナルの壁紙やイラストを生成する機能などの追加が予定されている。

 本体側面には、最大3つの任意の機能を登録できる「アクションキー」を搭載。初期状態ではGeminiが割り当てられているが、これをarrows AIなど他の機能に変更することも可能だ。

 arrows We2シリーズでも採用された、自律神経の状態を測定するセンサー機能も引き続き搭載しており、測定結果に応じた健康アドバイスも提供される。

 OSにはAndroid 15をプリインストールしており、最大3回のOSバージョンアップと5年間のセキュリティアップデートが保証される。ボディーサイズは約72×156×8.8mm、重量は約188gとなっている。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2025年12月26日 更新
  1. 「駅のQRコードが読み取れない」――ネットに落胆の声 なぜ“デジタル時刻表”が裏目に? (2025年12月25日)
  2. mineo料金プラン改定の真相 最安狙わず「データ増量+低速使い放題」で“ちょうどいい”を追求 (2025年12月25日)
  3. 3COINSで1万1000円の「プロジェクター」を試す 自動台形補正、HDMI入力、Android OS搭載で満足度は高め (2025年12月24日)
  4. 若いiPhoneユーザーの間で「クリアケース」に人気が集まっている理由 すべては“推し”のために (2025年12月25日)
  5. iPhone 17 Proで話題になった「8倍光学品質ズーム」って何? そのメカニズムを解説 (2025年12月25日)
  6. 時刻表が“QRコード”だけになった──SNSで「不便」「むしろ不要」と賛否 横浜市営地下鉄は元に戻すのか? (2025年11月21日)
  7. 関東地方で5G通信が速いキャリアは? ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルでICT総研が比較(2025年12月) (2025年12月24日)
  8. Apple CarPlayもPlayストアも使える車載ディスプレイ「オットキャスト OttoScreen AI」が30%オフの3万5080円に (2025年12月24日)
  9. 楽天モバイルが「2025年内に1000万回線」の公約を果たせたワケ 次の目玉は「衛星通信」と三木谷氏 (2025年12月25日)
  10. Gmailのメールアドレスが変更可能に? 年1回、計3回まで Googleのサポートページで明らかに (2025年12月26日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー