LINEはNetflixとのセットプランを2月2日より提供する。LYPプレミアムとNetflixの広告付きスタンダードがセットで890円になるという。つまり、LYPプレミアムの650円分が実質無料になるというものだ。
この記事は、毎週土曜日に配信されているメールマガジン「石川温のスマホ業界新聞」から、一部を転載したものです。今回の記事は2026年1月17日に配信されたものです。メールマガジン購読(税込み月額550円)の申し込みはこちらから。
Netflixに関してはNTTドコモも最大3か月分のポイント還元が受けられるキャンペーンを展開する。
NetflixのキャンペーンはすでにKDDI、ソフトバンクも手がけている。まさに3月に開催され、Netflix独占配信のワールドベースボールクラシックをにらんだものだろう。
LINEが発表会を行い、しかも舛田淳さんが登壇するなんて、本当に久々であった。
LINEがソフトバンクに買収され、LINEヤフーとなって以降、LINEはすっかり元気がなくなったように感じる。
ヤフーとのシナジー効果が発揮されたわけでもなく、一方でLINEのやんちゃぶりはなりを潜めてしまった感があって、面白みの欠けるサービスになった。
今回のNetflixとのセットプランも、ソフトバンクユーザーには魅力のない内容となっている。ソフトバンクユーザーであれば、すでにLYPプレミアムは無料であり、Netflixを新たに見ようと思ったら、ソフトバンクが提供するキャンペーンの適用を受けたほうがお得だ(広告付きスタンダードプラン相当額である890円が加入翌月から最大3か月まで割り引かれる)。
LYPプレミアムはグループ会員数が2466万人、直接会員数が551万人となっている。
LYPプレミアムはソフトバンクのユーザーが圧倒的に多い。そんななか、ソフトバンクのユーザーにとって、LINEが仕掛けたNetflixセットプランは選択する意味のない内容となっている。
単なるセットプランであれば、すでにKDDIやソフトバンク、NTTドコモも提供している。わざわざLINEである必要はない。
本来であれば「LINEからNetflixに入れば、ソフトバンクよりもお得」ぐらいな立て付けにもできそうだが、親会社への忖度が見え隠れしている。
LINEという日本最大のコミュニケーションプラットフォームなのだから、友人と一緒にNetflixが視聴できる「ウォッチパーティ機能」みたいなものを最初から提供して欲しかった。
ここでLINEから、Netflixを契約していない友人を誘う際には、友人と本人、両方が割引を受けられるみたいな特典があれば、喜んで使うし、LINEならではの機能といえるはずだ。
Netflixの担当者も「Netflixは口コミで会員数が増えている」と語っているぐらいなのだから、もっとコンテンツの面白さをLINEで語れる仕組みが必要なのではないか。
今回の施策は、親会社であるソフトバンクにも配慮しつつ、他社でもできる内容になっているだけに「LINEはソフトバンクに買収される前のほうが面白かった」と思わずにはいられないのだ。
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