ソフトバンクロボティクスは2026年2月2日、同社が開発および販売を手掛ける人型ロボット「Pepper」が、世界初の量産型ヒューマノイドとしてギネス世界記録に公式認定されたことを発表した。2014年6月5日の誕生から10年以上にわたり、世界で最も長く活躍してきた実績が評価された。
合わせて、同社は発売から11年目を迎えさらなる進化を遂げた新型モデル「Pepper+」の提供を開始したことも発表した。従来モデルが培ってきた親しみやすいキャラクター性はそのままに、最新のAI技術や高度な映像分析技術を搭載することで、対人コミュニケーション能力を飛躍的に向上させている。
新型のPepper+は、AIエージェントを標準実装したロボットとして再設計された。これまでに蓄積された生成AIに関する知見に加え、最新の技術を融合させることで、単に会話をするだけでなく、相手の心をつかみ、行動変容を促すような高度な対話が可能となっている。
胸部のタブレット端末も全面的に刷新し、アプリケーションの開発環境が改善され、導入企業のニーズに応じた柔軟かつ迅速な機能実装が容易になった。この他、自然な動きを支える設計や新しいデザインを採用。顧客一人一人の服装や表情をカメラで認識し、その場の状況に合わせた最適な提案を行うスマートな振る舞いを実現している。
新モデルの提供開始に合わせて、特に小売業界の現場課題を解決するためのロボットアプリが多数発表された。例えば、目玉となる「AI接客エージェント」は、プロの実演販売師が持つノウハウをAIによって再現したアプリケーションで、来店客への声がけから商品の推奨、最終的な販売に至るまでの接客プロセスを自動化し、学習した商品情報と顧客の視覚情報を掛け合わせた提案を行う。
業務効率化やエンターテインメント向けの機能も拡充された。顔認証技術とスマートキーを連動させ、オフィスのセキュリティを管理する「オフィス向け入退出管理ソリューション」に加え、観光地や店舗の宣伝背景とせりふを合成してオリジナル画像を生成する「即興カメラマン」、ユーザーとの会話内容を即座に歌詞やダンスに反映させる「あなたの話deミュージカル」、双方向のクイズ体験ができる「Pepperゲームセンター」などが提供される。
導入プランは、年間契約を前提としたAI活用プランが月額7万9800円、1カ月以内の短期利用プランが1回15万円となっており、別途初期費用9800円が発生する。導入プロセスはヒアリング、企画構成、コンテンツ制作、確認を経て納品されるフローとなっており、同社は今後も観光、医療、介護など多様な分野での活用を目指すとしている。
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