ネット通販の「置き配」トラブル 実体験を踏まえて対策を考える(1/2 ページ)

» 2026年04月03日 11時00分 公開
[迎悟,ITmedia]

 ネット通販サイトを日常的に利用している人は多いだろう。「店に行くよりも頻繁に使っている」ということもあるかもしれない。価格も実店舗と変わらないか、むしろ安いとなれば、使わない手はない。

 しかし、最近はネット通販を巡るトラブルの話もよく聞く。特に最近顕著に増えているのが「置き配」に関するトラブルだ。かくいう筆者も、最近置き配でトラブルに見舞われてしまった。

 今回は、そんな筆者の実体験を交えつつ、置き配に関するトラブル事例と、講じるべき対策を考えていく。

ネット通販 ネット通販はとても便利だが、「置き配」に関するトラブルの報告が増えている

トラブル1:配達済の荷物が届いていない!

 まず、筆者が実際に体験した置き配に関するトラブルを2つ紹介しよう。

 1つ目は、「配達済み」の荷物が届いていない(見当たらない)トラブルだ。筆者の場合、スマートフォンアプリが「配達完了」と通知した荷物がどこにもなかったという事案に遭遇したことがある。

 状況からも分かる通り、このトラブルはおおむね配達方法を置き配とした場合に発生する。最近は置き配の完了を写真で報告するサービスもあったりするが、写っている荷物がどこにもなかったという話もよく聞くし、筆者の事案もそうだった。

配送 最近では「置き配」の完了報告に写真を添付することも珍しくない。しかし、写っている荷物がどこにもなかったという話もよく聞く

 このトラブルは、大きく2つの原因が考えられる。1つは盗難だ。特に配送先に「玄関先」を指定する置き配は、多くの場合荷物が無防備な状態で、荷姿次第では「高価そうなものが入っていそう」と推測できてしまう場合もある。簡単に立ち入ることができる玄関先なら、悪意のある人間が持ち去ってしまう可能性はゼロではない。

 もう1つは、荷物が風で吹き飛ばされてしまうケースだ。置き配の場所/置き方や荷物の内容によっては、風が強いと飛んで行ってしまう可能性もあるのだ。この記事の編集担当者は、「荷物が所定の場所になくて探してみたら、同じ階の別の部屋の前に転がっていた」という経験があるという(幸い、中身の荷物は無事だったそうだ)。

 どちらにしても「配達済」「玄関前に置いた」といった報告が来ているのに、そこにあるはずの荷物がなくなっているということには変わりない。

盗む 目に付く場所に置かれた「置き配」荷物を持ち去る事案は意外とある

トラブル2:荷物の配達方法が雑

 置き配に近い配達方法として、小型/薄型の荷物については「ポストへの投函」もよくある。単純な置き配と比べると、この方法なら荷物の紛失リスクは軽減される一方で、ポストに“無理やり”押し込んで配達するトラブルも増えている。

 ポストに入らない荷物を無理矢理に差し込んでいくので、梱包(こんぽう)が破れたり、ひどい場合は中身(商品)が破損してしまったりすることもある。ポストに入りきらないということは、置き配と同様に盗難や荒天による紛失のリスクも生じる。

 その派生になるが、ポストに入らない荷物を「差し込み口」ではなく「取り出し口」を開けて入れていく配達員もいる。これはこれで配達員なりの配慮で、盗難/紛失のリスクは軽減できるかもしれないが、既に投函されている手紙などが折れ曲がることもある。そもそも、ポストに投函されている手紙を見られることが≪プライバシーの観点から「不快」「不安」と感じる人も多いだろう。

筆者 配達完了時に届いた通知に写真が添えられていた……のだが、ポストから大きくはみ出した状態だった
無理やり 別の日の写真。ポストに入らないサイズの荷物が無理やり入れられていた
やはり入らない 取り出してみたところ。ポストの投函口からは入れられないことがよく分かる
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