対するGalaxy Z Flip8は、先代モデルとなる「Galaxy Z Flip7」から、開いたときの状態で0.4mm薄型化しており、手に取ったときにもその薄さが分かった。閉じたときの厚さも13.1mmまでスリム化している。それに伴い、重量も180gまで軽量化され、コンパクトで持ち運びやすい端末という位置付けがさらに明確になった。
また、閉じたときのサブディスプレイであるフレックスウィンドウも、その機能を大きく向上させた。先代モデルの「Galaxy Z Flip7」までは、ウィジェットの表示しかできず、その他のアプリを動作させる際には専用のカスタマイズツールを使って機能を開放する必要があった。いわば、隠し機能としてフレックスウィンドウでアプリを動作させることができたというわけだ。
これに対し、Galaxy Z Flip8では、標準でアプリを表示、操作できるようになっている。フレックスウィンドウで画面を点灯させると、「Now Brief」の情報と5つのアプリのアイコンが並んだ画面が表示されるが、この画面を上方向にフリックすると、アプリ一覧が出現する。ここに、サードパーティーのアプリも追加できる。
実際にいくつかのアプリを開いた写真は、以下の通り。電話や電卓はもちろん、Netflixやマップなども表示できており、閉じたままでの活用の幅が広がった格好だ。
Geminiも利用でき、閉じたままアプリの自動操作を頼む機能にも対応する。展示されていた実機では、写真を表示して、その周辺のホテルをExpediaで予約するのをGeminiに操作させることができた。アプリが操作されている様子を確認する際には本体を開く必要があるが、片手で握れるコンパクトさとアプリの自動操作は相性がいい。
さらに、Galaxy S26シリーズが対応した動画の「水平ロック」にも対応している。Galaxy Z Flip8は、半開きの状態で本体を握るようにして動作を撮影できるが、この形状と水平ロックを組み合わせることが可能。安定したスタイルで本体を持てる上に、大きく本体が回転しても、被写体が傾かずに撮影できる。
コンセプト自体は変わっていないものの、薄型化が進み、さらにフレックスウィンドウの機能向上やAI機能の追加によって、閉じたままでの用途が拡大したのがGalaxy Z Flip8といえる。2025年に登場した1世代前からの進化という意味では、Galaxy Z Fold8 Ultra以上に大きく変わったといえそうだ。
(取材協力:サムスン電子ジャパン)
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