「Galaxy Z Flip7」の特徴を実機で解説 カバーディスプレイの大型化で閉じたまま操作しやすく 廉価版「FE」も(1/2 ページ)

» 2025年07月09日 23時00分 公開
[石野純也ITmedia]
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 サムスン電子は、7月9日(現地時間)に米ニューヨーク州ブルックリンで製品発表イベントの「Galaxy Unpacked」を開催。フォルダブルスマホのGalaxy Zシリーズを計3機種発表した。ここでは、縦折りのフリップ型となる「Galaxy Z Flip7」と「Galaxy Z Flip7FE」を写真とともに見ていきたい。

Galaxy Z Flip7 フリップ型は初の2機種展開。左は廉価モデルのGalaxy Z Flip7 FE、右はGalaxy Z Flip7

カバーディスプレイを4.1型に大型化 表示内容は従来と変わらず

 26%もの大胆な薄型化を果たした横折り型の「Galaxy Z Fold7」と同様、Galaxy Z Flip7もヒンジを刷新し、厚みをそぎ落としている。ただし、Galaxy Z Fold7と比較すると、薄さの印象はやや薄まる。先代モデル「Galaxy Z Flip6」との比較では、閉じたときの厚さが14.9mmから13.7mmに、開いたときの厚みが6.9mmから6.5mmへとダウンサイジングされた。

Galaxy Z Flip7
Galaxy Z Flip7 Galaxy Z Flip7の開いた状態と閉じた状態。どちらのディスプレイも、前モデルのGalaxy Z Flip6から大型化している
Galaxy Z Flip7
Galaxy Z Flip7
Galaxy Z Flip7
Galaxy Z Flip7 Galaxy Z Fold7ほどではないが、Galaxy Z Flip7も新型のヒンジを採用して、薄型化に成功
Galaxy Z Flip7 Galaxy Z Flip7に搭載されているヒンジ

 より大きく進化しているのは、閉じたときのカバーディスプレイだ。こちらのサイズは3.4型から4.1型へと大型化しており、表示部分がカメラを回り込むように拡大している。カバーディスプレイのベゼルは1.25mmと細くなった。これにより、本体を閉じたときの見た目が大きく変わっている。

 閉じたままでも、Galaxy AIやGeminiとのやりとりを、よりスムーズにできるというのがその特徴。カバーディスプレイには、一部アプリなどの進行状況を示す「Now Bar」を表示できる他、Geminiを呼び出し、音声で必要な情報を聞くこともできる。時間や場所に応じて必要な情報をまとめるGalaxy AIの「Now Briefing」も、カバーディスプレイに対応する。屋外でも使いやすいよう、最大輝度は2600ニトまで向上している。

Galaxy Z Flip7
Galaxy Z Flip7 一部アプリなどの状態を表示するNow Barを、カバーディスプレイで確認できる
Galaxy Z Flip7
Galaxy Z Flip7
Galaxy Z Flip7 カバーディスプレイでNow Briefingもそのまま開ける

 大画面化したカバーディスプレイだが、表示できるのはウィジェットと一部アプリという点は変わっていない。ただし、従来モデルから「Good Lock」というカスタマイズアプリを使うことで、その他のアプリも配置できた。Galaxy Z Flip7では、設定画面にこのツールへのリンクが張られており、Galaxy Storeに飛べる仕様になっていた。

Galaxy Z Flip7
Galaxy Z Flip7
Galaxy Z Flip7 カバーディスプレイに表示できるアプリは一部にとどまるが、設定画面には、カスタマイズアプリであるGood Lockの「MultiStar」へのリンクが張られている

 フリップ型のGalaxy Z Flipシリーズは、本体を閉じた状態で画質の高いメインカメラを使ってセルフィーを撮れることを売りにしていたが、Galaxy Z Flip7でも、その特徴は継承している。同モデルでは、セルフィー時に、どのレンズを見ればいいかが分かりやすいよう、カメラを切り替えた際に、そのレンズの周辺の色が変わる仕掛けも取り入れられている。

Galaxy Z Flip7
Galaxy Z Flip7 カメラ切り替え時やオートズーム作動時などに、カメラ周りが光ってどちらのレンズを使っているかを知らせる

プロセッサにサムスン電子製の「Exynos 2500」を採用

 ソフトウェア面ではGalaxy Z Fold7との共通項も多く、Galaxy AIに対応する。音声通話のテキスト化や翻訳、ブラウザの翻訳、要約、文章の生成など、さまざまな機能を利用できる。OSには、Android 16をいち早く採用。サムスン電子のカスタマイズであるOne UIのバージョンも「8」に進化している。

Galaxy Z Flip7
Galaxy Z Flip7 Galaxy AIに対応。文章作成や画像編集、要約、翻訳などのサービスを利用できる

 Unpackedと同時に、日本ではサムスン電子がオープンマーケット版(SIMフリー版)の販売を発表しており、Samsungオンラインショップでの価格も明らかになった。ストレージ容量は256GBと512GBの2つで、前者が16万4800円、後者が18万2900円だ。カラーリングはGalaxy Z Fold7と一部共通化されており、ブルー シャドウ、ジェットブラック、コーラルレッドに加え、Samsungオンラインショップ限定でミントも発売する。

Galaxy Z Flip7 カラーバリエーションは4色。ミント(画像右)はオンラインショップ限定

 これまでのGalaxy Z Flipシリーズは、Galaxy Z Foldシリーズと同じSnapdragon 8シリーズを搭載していたが、Galaxy Z Flip7のプロセッサは、サムスン電子製の「Exynos 2500」となる。3nmの製造プロセスで、AIの処理を行うNPUを強化しているのが特徴。バッテリー容量も4300mAhに増量された。

 サイズは、開いたときが75.2×166.7×6.5mm、閉じたときは75.2×85.5×13.7mm。重量はGalaxy Z Flip6より1g重い188gになる。メモリは12GB。メインカメラは50メガピクセル、超広角カメラは12メガピクセル、インカメラは10メガピクセルで、センサーのスペックは据え置きだが、画像エンジンの「ProVisual Engine」の改善により、画質は向上しているという。また、動画撮影は10ビットのHDRに対応する。

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