「ドコモ・バイクシェア」は、システム不具合が発生したため、全国で展開するシェアサイクルサービスの提供を一時停止すると発表した。同社は復旧に向けた対応を急いだが、現段階で安定したサービスを提供できる見通しが立たないと判断した。利用客への多大な不便と迷惑を考慮した上での決断だ。同社は、1日も早いサービスの再開を目指して、復旧に向けた作業を続けている。
サービスを停止したのは、8月4日午後2時30分ごろからだ。今回の不具合により、全国の一部のポートにおいて自転車の貸し出しや返却ができない不具合が発生した。さらに、利用客が専用のスマートフォン向けアプリを開いた際、画面にシステムエラーの発生を伝える警告が表示される状況も起きた。同社は不具合の原因について、現在も詳細な調査を進めている。
現在自転車を利用しているものの、不具合の影響によって返却操作が行えない利用客に対し、同社は具体的な対処方法を公表した。利用客は、まず最寄りの専用ポートに自転車を駐輪する必要がある。その上で、自転車自体のかぎを手動で施錠しなければならない。この手順さえ踏めば、その後に利用客自身がアプリなどで返却に関する特別な操作を行う必要はないと同社は説明している。
ポート内で施錠された自転車については、ドコモ・バイクシェアが回収して返却処理を代行する。また、正常に処理が行えなかった利用分に関しては、同社が状況を確認した後に利用料金の補正を順次実施する。この料金補正については、同社は月額会員として登録している利用客も対象に含む。具体的な補正方法については同社が現在検討を進めており、決定次第Webサイトで公表する。
同社は今回のシステム不具合に関する利用客からの緊急問い合わせ窓口として、専用のメールアドレスを用意して案内している。しかし、不具合の発生以降、全国から問い合わせメールが急激に集中している。そのため、利用客がメールを送信してから同社が回答を返信するまでに、かなりの時間を要する場合がある。同社は、対応に遅れが生じる点について重ねておわびしている。
ドコモ・バイクシェアは、今回の全面的なサービス停止に至る前に、不具合 of 兆候を把握していた。具体的には、8月3日から一部のアプリや自転車が利用しづらい状況だった。同社は復旧へ全力を注いだが、翌日の8月4日になってもシステムエラーが解消せず、最終的に安定したサービスの提供は困難だと判断し、同日午後に全国規模での一時停止を決定した。
サービスの再開時期については、復旧作業の進捗が判明し次第、同社が公式案内ページにおいて速やかに利用客へ告知する方針だ。ドコモ・バイクシェアは、2015年2月2日に設立した企業だ。同社は、自転車とモバイル技術を融合した新しいモビリティサービスを地域に根付かせることで、健康で環境に優しい日本のまちづくりへ貢献する目的を掲げ、全国規模で事業を推進している。
利用客が特に懸念するであろう利用料金について、同社は利用客自身による返却の追加手続きや申請は一切不要であると強調している。不具合が発生した時間帯に自転車をポートに置いて手動で施錠さえしておけば、後日、同社がシステム上でデータを照合した後に、超過料金などの補正処理を自動で実施する。同社は利用客へ金銭的な不利益を与えないよう、確実なデータ補正を進める方針だ。
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