「手に届くハイエンドスマホ」にも“値上げ”圧力――FCNTは「arrows Alpha2」の価格をいかに抑えようとしたのか?(4/4 ページ)

» 2026年08月19日 16時30分 公開
[井上翔,ITmedia]
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先代からのコスト削減は「10%以上」だが……

 先代からの機能改善とコスト削減を進めたarrows Alpha2は、メモリと別売となったACアダプターを除くと製造原価を先代(arrows Alpha)から10%以上削減できたという。これは率直にすごいことだ。

コスト削減 いろいろな工夫により、メモリとACアダプターを除く製造原価は10%削減できている

 ただ、これだけコストを削減したにも関わらず、オープン市場版の初期想定価格は上がってしまっている。arrows Alphaの初期想定価格と比較すると、同じ「12GBメモリ+512GBストレージ」構成だと2.8万円程度の値上げ、新たに用意した「8GBメモリ+256GBストレージ」構成でも5000円ほどの値上げだ。

 8800円相当のACアダプターをオプション化してもこれなので、メモリ価格の高騰は“ものすごく”スマホの価格を左右するのだと思い知らされる。

 なお、FCNTでは全販路において11月30日までの購入/申し込みでACアダプターを先着2万人に無料でプレゼントするキャンペーンを実施している。このキャンペーンではAmazonギフト券が5000円分も贈呈される(※1)他、発売前に事前するとAmazonギフト券が別途5000円もらえる(※1)。最大1万8800円分は“取り戻せる”計算だ。販路によっては、販売価格の工夫や割引によってさらにお得に購入できる可能性もある。

(※1)楽天モバイルの販路で購入した場合は「楽天ポイント」の還元となる(額は同じ)

 ともあれ、arrows Alpha2を見ていると、メモリ価格の高騰がスマホ(やPC/タブレット)に与える影響はとても大きいと改めて感じる。今後の新製品の価格が怖くなってしまうが、どうなるのだろうか……?

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