9月18日、「iPhone 18 Pro」「iPhone 18 Pro Max」が発売された直後から、購入者の間で「画面保護フィルムを貼り付けるとFace ID認証が通らなくなる」という不具合報告がSNS上で相次いだ。特に、指紋や反射を抑えるサラサラとした手触りのアンチグレア(反射防止)フィルムやのぞき見防止フィルム、複合フレームガラスなどを装着した場合に問題が多発した。
この不具合に起因するのが構造の変更だ。iPhone 18 Proでは、画面上部の黒い表示エリア(ダイナミックアイランド)のサイズを縮小させるため、Face IDに使用する赤外線カメラの位置が変更された。具体的には、ダイナミックアイランドの外側にあたるディスプレイ左上部のパネル下にカメラが埋め込まれる設計となっている。
この赤外線カメラは画素密度を調整することで光を透過させて顔を識別する仕組みだが、表面に特殊加工が施された保護フィルムを貼ると、赤外線の光が拡散・遮蔽(しゃへい)されてしまい、センサーが正しく顔を認識できなくなる現象が発生していた。
この事態を受け、トリニティやNIMASO JAPAN、PGA、テレホンリース(ラスタバナナ)といった主要アクセサリーメーカー各社は、該当製品の販売停止や自主回収、返金・交換対応を発表するなど対応に追われていた。
こうした状況の中でAppleは、公式サポート文書「iPhoneやiPad ProでFace IDが機能しない場合」の内容を更新した。
更新された文書では、iPhone 18 ProモデルにおけるTrueDepthカメラの位置が端末上面の左隅寄りにあることを改めて明示した。
さらに、「顔が遮られていないか確認する」の項目にiPhone 18 ProのFace IDに関するトラブルシューティングを新たに追加。新しいTrueDepthカメラで顔認証が動作しない場合の対策手順を案内している。手順は以下の通り。
Appleが公式に対処法として「のぞき見防止フィルムの取り外し」を明記したことで、保護フィルムの素材や加工がセンサー機能に干渉していたことが裏付けられた形だ。
iPhone 18 Proで顔認証がうまく機能しない場合は、装着している保護フィルムを取り外すか、メーカー側で検証・対応が済んでいる製品や光沢タイプの透明フィルムへ変更することが推奨される。また、暗所での着用物や逆光といった環境要因も認識率に影響するため、あわせて確認することが大切だ。
iPhone 18 Proに保護フィルムを貼るとFace ID認証できない不具合 原因は“赤外線カメラの位置”
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