ソニエリ、タッチパネル搭載の腕時計型デバイス「SmartWatch MN2」を披露:LiveViewから大きく進化
XperiaとBluetooth接続して各種情報を取得できる「LiveView MN800」の後継モデル「SmartWatch MN2」が登場。有機ELディスプレイは新たにタッチパネルを搭載し、操作性が向上。アルミフレームを用いるなどデザインも洗練された。
ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズが1月17日にXperia NXとXperia acro HDの体験会を開催。そのタッチ&トライコーナーで、Xperiaシリーズ向け周辺機器「SmartWatch MN2」が披露された。
SmartWatch MN2は、XperiaなどのスマートフォンとBluetooth接続して、着信を受ける、新着メールを読む、SNS情報をチェックする、音楽を再生するなどの操作ができる腕時計型のデバイス。2011年7月に発売された「LiveView MN800」の後継モデルにあたる。グローバル向けにはすでにリリース(外部リンク)が案内されている。日本での発売は正式にアナウンスされておらず、展示されたSmartWatch MN2も海外で発売予定のものだが、「Xperia acro HDが発売されるころ、3月中旬から4月上旬までには日本でも発売する予定」(ソニー・エリクソン)とのこと。オンラインストアのSony Ericsson Storeで販売される予定。価格はLiveView MN800が7980円だが、SmartWatch MN2は「1万円未満にしたい」とのこと。対応機種はAndroid 2.3以上のXperiaシリーズ。Bluetoothの対応バージョンは3.0。
SmartWatch MN2はブラックのリストバンドを同梱しており、購入時から腕時計として利用できる。このほか、ホワイトやブルーなど5色のリストバンドが別売で用意される。アダプターに接続して他のリストバンドを使うことも可能だ。本体はより薄くなり、アルミのフレームをあしらうなど、デザインはLiveView MN800よりも洗練された印象だ。LiveView MN800のディスプレイはタッチパネル非搭載で、タッチセンサーに触れて操作するスタイルだったが、SmartWatch MN2はマルチタッチ対応のタッチパネルを搭載し、画面に直接触れて操作できる。ディスプレイは1.3インチ(128×128ピクセル)、6万5000色の有機EL。本体は防傷、防滴性能を備えている。Micro USB端子はなくなり、専用USBケーブルをクリップの下にある独自端子に接続して充電する。
待受画面には時刻が表示されている。画面をタップすると4つのショートカットアイコンが現れ、アイコンをタップすると連携機能を利用できる。Twitterならタイムライン、ミュージックプレーヤーなら音楽再生画面と操作アイコンがSmartWatch MN2上に表示されるという具合だ。左右にフリックすると画面(ページ)が切り替わり、他のショートカットを確認できる。2本指で画面をタップすると、1つ前の階層に戻る。
SmartWatch MN2と連携させるアプリの設定は、Xperia NX/acro HDなどにプリセットされている「LiveWareマネージャ」から行える。展示されていたXperia NXでは、ミュージックプレーヤー、Twitter、メール、通話、SMS、Facebook、不在着信、カレンダーなどの設定を確認できた。これらの機能ごとに連携を有効/無効にするといった設定が可能。電話機(Xperia)が見当たらなくなったときに、SmartWatch MN2からの操作でXperiaのアラーム音を鳴らして探すという機能も用意されている。
現在はspモードメールやauのEメール(〜@ezweb.ne.jp)との連携はできないが、これら「キャリアメールにも対応させたい」(ソニー・エリクソン)とのことなので期待したい。さらに、ソニー・エリクソンはSmartWatch MN2用のSDKを公開するので、Android マーケットからプラグインアプリの追加も可能になる。なお、ディスプレイの仕様が異なるため、LiveView MN800用のアプリをSmartWatch MN2で使うことはできない。
LiveView MN800よりも高級感が増してファッション性も高まったSmartWatch MN2。普段はカジュアルな腕時計として使い、必要に応じてXperiaから情報を取得する――といった使い方が想定され、文字どおり“スマートな時計”として活躍してくれそうだ。日本での正式発表を待ちたい。
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