米AOLは11月14日(現地時間)、同社のWebメールサービスを刷新するプロジェクト「Project Phoenix」を発表した。日曜正午の発表という異例のタイミングは、うわさされている米FacebookのWebメールサービス立ち上げの発表を意識したもののようだ。新メールサービスの始動は2011年初旬になる見込み。
AOLは、ユーザーのコミュニケーション形態の変化に合わせるため、新メールサービスを土台から設計し直したという。同社によると、メールサービスは現在でも同社にとって重要なサービスであり、AOLサービス全体に占めるページビューの割合は45%に上る。
新サービスでは、米GoogleのGmail、米Yahoo!のメール、米MicrosoftのHotmailなど、競合他社のWebメールもAOLの受信ボックスで受信するよう集約でき、複数のアカウントのメール検索を一元的に行える。また、メールだけでなく、インスタントメッセージやSMS、FacebookやTwitterへの投稿も基本画面で行える。
無料のプレミアムサービスでは、アカウントごとの無制限のストレージ、POPあるいはIMAPでのメールサービス、25Mバイトまでの添付ファイルのサポートなどが用意されている。
同サービスに興味のあるユーザーは、βテストに申し込むことができる。
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