米IBM、米Intel、米Hewlett-Packard(HP)、米Red Hatなど7企業は5月17日(現地時間)、「KVM(Kernel-based Virtual Machine)」を含むオープンな仮想化技術採用の促進を目的とするコンソーシアム「Open Virtualization Alliance」を立ち上げたと発表した。立ち上げメンバー企業は上記4社のほか、米BMC Software、米Eucalyptus Systems、米Novell傘下のSUSE。
KVMは、Linuxカーネル自体をハイパーバイザーとする仕組みで、カーネルに統合されている。KVMの開発元Qumranetを買収したRed Hatが推進しており、同社の商用版LinuxのハイパーバイザーもKVMベースになっている。
Open Virtualization AllianceではKVMの促進を目指し、サードパーティー企業による関連製品開発のサポートや、ベストプラクティスの紹介などによる顧客企業の啓発を行っていく。同団体はKVMを推進する理由として、同機能が高額なプロプライエタリ仮想化製品に対するエンタープライズレベルの代替になることを挙げている。
現在利用できるハイパーバイザーとしては、米VMwareの「VMware ESX/ESXi」、米Microsoftの「Hyper-V」、米Citrixの「XenServer」などがある。
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