冬だ! 冬が来たぞーーー!!! ……先週まで「まだまだ暑い」と書き続けてきた気がしますが、いきなり寒いですね。それにしても急すぎないか。我が家は急いでコタツを出しましたが、衣替えが間に合っていません。
さて、先週のアクセストップは、“おばさん”世代がLINEのやりとりで使う「おばさん構文」に、若者に違和感を覚えているという内容。押しも押されもせぬおばさん(45歳)である筆者の心をグサグサ刺す記事だった。
おばさん構文は「長文」「絵文字や顔文字の多用」などがポイントらしい。筆者には心当たりしかない。自身のLINE履歴を確認したところ、年の離れた人(年長でも年少でも)と話すときや、子どもの保護者同士のグループLINEで、長文になりがち、かつ、絵文字を多用しがちだった。一方、若い人からのレスを見ると、短文かつ顔文字ゼロだった……。
特に年下とやりとりするとき、筆者は年長者、つまり上の立場になるので、表現にトゲが出ないよう気を付けようとする。すると自然に「絵文字・顔文字で表情を柔らかく」「長文で誤解のないように」とくどい表現になっていく。記事によると若者は、その表現に「違和感」「嫌悪感」を覚えているらしい。
でも待ってくれ。こっちは気を遣ってこうしているのだが……。もし年長者から、短文で顔文字なしのレスが来たとして、若者は「偉そう」とか「分かりにくい」と思わないのだろうか? いやそもそもなぜ、われわれが気遣いを込めたメッセージが「おばさん構文」などと失礼な言い方をされ、違和感はともかく、嫌悪感まで抱かれなくてはならないのだろうか。表現スタイルが違うだけで「嫌悪」される筋合いはあるのか?
というか「おばさん構文」が蔑称なのはおかしくない? 年かさの女性を表す「おばさん」が蔑称であること自体が、ダイバーシティの時代に反した、時代遅れの考え方ではないか? 日本人は年を取ることに対してネガティブすぎるのではないか? こんな考え方がはびこるから、年を取るほど生きづらい世の中になるのでは?
……と、スケールを広げて怒り散らかしながら、日本のおばさん代表として、「おばさん構文で何が悪い?」「おばさん構文は美しい気遣いの形である」と主張していきたいと思う。
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