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大阪万博が終わった 「何度も行けた人」は満足、「遠方から1回きり」だと不満……だったかもNEWS Weekly Top10

» 2025年10月14日 13時15分 公開
[岡田有花ITmedia]

ITmedia NEWS Weekly AccessTop10

10月4〜10日
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ITmedia NEWSにおける1週間の記事アクセス数を集計し、上位10記事を紹介する「ITmedia NEWS Weekly Top10」。今回は10月4〜10日の7日間について集計し、まとめた。

 大阪・関西万博がきのう10月13日に閉幕した。最終日の会場は大盛り上がりだったようだ。

 ドイツ館のマスコット「サーキュラーちゃん」が、モチまきのように大量にまかれたり、各国ブースがDJで夜まで盛り上げたり、コブクロがステージに立ち、テーマソングを歌ったり、夜のドローンショーの最後に“巨大ミャクミャク”が現れたり……Xには最終日の熱狂を伝える動画が大量にアップされている。

画像 最終日の特別ドローンショーに、巨大なミャクミャクが現れた(ドローンショーを提供したレッドクリフのニュースリリースより)

 関西に住む母によると、きのう関西のテレビ局は一日中、万博最終日の様子を伝え続けていたらしい。地元に愛されたイベントだった。

「何度も行けた人」は満足、「遠方から1回きり」だと不満、だったかも

 筆者は東京在住だが、実家を拠点に計6回、万博に行った。うち3回は小さな子ども連れだったが、行くたびに楽しく、行けば行くほど「また行きたい」と思えた。

 逆に言えば、何度行っても回りきれないほど広大だったし、いつも混んでいた。4月、5月、8月、9月に行き、後になるほど混雑していったのだが、人気パビリオンは4月から行列が目立ち、小さい子連れだったり時間に限りがあったりすると、諦めざるを得なかった。

画像 うまく情報収集・計画すれば、子どもも楽しめる万博だったが……

 この条件、遠方から一度しか来られない人にはさらに過酷だ。8月後半から9月にかけ、関東から訪れた友人が3人いたので、それぞれ感想を聞いたところ、全員があまり良い思い出を持っていなかった。

 かなり事前から計画していた友人でも、「混みすぎていて、希望のパビリオンに入れなかった」と不満顔。子連れで9月に行った友人は「入場ゲートで1時間以上待ち、ようやく入れたと思ったら、子どもが疲れ切ってすぐ出た」と悔しがっていた。

 入場予約のないチケット、いわゆる“死に券”を持っていた友人は、10月に訪れ、早朝4時半から当日券の引き換えに並んだという。12時にようやく入場できたが、大混雑だったため大屋根リングを1周しただけで帰ったそうだ。

画像 9月前半の平日。満員の日ではなかったが、ものすごい混雑だった

 会場は広く、迷いやすい構造だ。ディズニーランドなどと違って、パビリオンごとの待ち時間を集約・表示する公式アプリなどもなく、希望のパビリオンにどれぐらい並んでいるかは、行ってみないと分からない。混めば混むほど、1回きりの来場者に厳しいイベントになってしまった。

 ただ、何度も通えた人にとっては、行けば引くほど好きになる、混雑していても楽しみ方を見つけられる、奥の深いイベントだった。

 結果的に、「何度も行けた地元の人は満足し、1回きりの遠方の人は不満」な場になってしまったが、「地元に嫌われ、遠方の1回きりの人に好かれる」よりは、まだマシだった、かな……。

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