リーズナブルな価格のハードウェアエンコード対応キャプチャカード――PC-MV5DX/PCI(1/2 ページ)

» 2004年02月10日 17時48分 公開
[小林哲雄,ITmedia]

自作PCを家電PCにしたい人向けのキャプチャカード

 最近のメーカー製パソコンはTV視聴・録画機能の付いた「家電パソコン」が増えている。もちろん、自作PCや旧型マシンでもTVを見たい人もいるわけで、それに伴ってかTVチューナー付きビデオキャプチャカード製品が、数多く販売されている。

 昔のキャプチャカードは、いわゆる「ソフトウェアエンコード」の製品で、要するにTVチューナーやビデオ入力の画像を、スキャナで取り込むようにPCへ流すというものだった。ただし、データサイズが大きいいうえに、これを圧縮する必要があるので、CPUにかかる負荷も高い。

 もちろん、負荷を減らすためには圧縮をキャプチャカード側で行う(ハードウェアエンコード)必要があり、高画質を求めるならば、この機能は必須となる。

 この要求に応えてか、最近はハードウェアエンコードの機能を持つ製品も増えたが、さらなる欲求が出た。都市部ではビルの影響などでTV電波状況が悪く、ゴーストがどうしても発生する。また、電波が弱い場所でも同様だ。

 このため、ゴーストリデューサーやノイズリダクションのほか、ビデオテープからのキャプチャに対応するためのタイムベースコレクタと言った「高画質回路」が、最近の製品の目玉機能となっている。

 今回取り上げるバッファローの「PC-MV5DX/PCI」もハードウェアエンコーダーに高画質回路と気になるスペックがしっかり盛り込まれている製品だ。なお、チューナーはPhilips製、エンコードチップはNEC製だ。

バッファローの「PC-MV5DX/PCI」

 ちなみに現在のバッファロー製品としては、デスクトップPC用のPCIカードが4製品、ノートPCやスリム型PCなど、内部拡張できないマシン向けのUSB2.0接続製品と計5種類を出していて、PC-MV5DX/PCIはPCIカード製品のハイエンドモデルに位置づけられている。実売は大手量販店系で1万5500円〜1万8000円程度だ。

ハイレスポンスと整理しやすい「リストウィンドウ」が魅力

 取り付けはボードをPCIスロットに差込み、リアパネルから出ているステレオミニプラグを、サウンドカードのライン入力へ差し込むだけだ。インストールするソフトも、複数ソフトを一気に組み込めるので分かりやすい。ただ、中・上級者的に言えば、自作用マザーボードやサウンドカードに用意されているCD/AUXコネクタに直結できるケーブルも入れて欲しかった。

ソフトウェアのインストールは簡単にできる

 搭載されている「高画質回路」はゴーストリデューサ、3次元Y/C分離または3次元ノイズリダクション(排他利用)、輝度/色信号デジタルノイズリダクション、タイムベースコレクタ、デインターレース、そして10bit A/D変換と合計7つある。ただし、設定はオン/オフのみで、細かい設定、特にチャンネルごとのゴーストリデューサーのON/OFFができないのは中・上級者には痛い(最近は家電でもこの機能がある)。

 キャプチャソフトは独自の「PCast TV」を使用している。レスポンスは軽く、単なるTV視聴で使うだけでも便利だろう、予約やキャプチャ後のデータは、「リストウィンドウ」でジャンル別分類できるので、ライブラリ化にも向いている。

データは「リストウィンドウ」から管理できる
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