デジタルならではの多彩な絵作りができるハイエンド800万画素5倍ズーム機――オリンパス CAMEDIA C-8080 Wide Zoom(4/5 ページ)

» 2004年03月11日 00時17分 公開
[荻窪圭,ITmedia]

 左側面の手前側は45度にカットされていて、そこにフォーカスモード、露出補正、発光モード、測光パターンの4個のボタンが用意されている。これらのボタンを押しながらコントロールダイヤルを回すと、モニタ上に仮想ダイヤルが現れる。感覚的に操作できる非常によいアイデアだ。ボタン+コントロールダイヤルでセットできない項目は、液晶モニタのメニュー画面で行う。

左側面のボタンを押すとモニタ上に仮想ダイヤルが表示される。この状態でコントロールダイヤルを回すとセッティングを変更できる

 ファインダーは、電子ビューファインダー(EVF)とチルト式の1.8インチ液晶モニタの2本立てだ。液晶モニタは一度手前に引いてから上下に傾ける方式で、上は90度まで、下は45度まで傾くのでけっこう便利に使える。液晶モニタは半透過型の「サンシャインLCD」で、屋外の晴天下でもそこそこの視認性がある。撮影時はモニタ上に格子線やヒストグラムをオーバーレイ表示することも可能だ。

チルト式の液晶モニタは、上は90度まで、下は45度まで傾けることができる

 メニュー操作は伝統のCAMEDIA式だ。円形に並んだ十字キーの中央のボタンがOK/メニュー兼用になっており、その円の中ですべての操作が完結するので非常に使いやすい。

 OK/メニューボタンを押してメニュー画面を出すと、十字キーの上/下/左/右に合わせて4項目が現れる。このうちの1個はフルメニューを出すための「モードメニュー」で、残り3個にはマイメニューとして任意の機能を登録可能だ。

OK/メニューボタンを押すと最初にこの画面が表示される。モードメニュー以外の3個には好みの機能を割り当てられる

 それ以外の項目は、モードメニューから操作する。「撮影」/「画像」/「カード」/セットアップの4タブに分かれており、それぞれの項目の下にさらに項目がある。カスタマイズの幅が広いため、メニューの階層構造も深いのだ。操作自体は十字キー+OK/メニューボタンで完結するので単純だが、機能が多いため面倒に感じる時もある。

メニューの階層構造は深い。タブで設定したいジャンルを選び、リストから項目を選んで右ボタンを押すと、その下にある項目がセッティング可能になる

 記録メディアは、xDピクチャーカードとコンパクトフラッシュカードのデュアル方式。バッテリーは、7.2ボルト、1500ミリアンペアと大容量のリチウムイオン充電池だ。

右側面にはxDピクチャーカードとコンパクトフラッシュカードのデュアルスロットがある。バッテリースロットは底面にあり、三脚に取り付けている時は交換できない

 外部フラッシュ用のホットシューがあり、別売のワイコンやテレコンが装着できるなど、拡張性もある。操作も全体的に高速できびきびしており、再生時のコマ送りがちょっと遅いと感じる程度だ。

 焦点距離でC-5060WZとややキャラクターが被っているきらいはあるが、ハイエンド機らしい質感と使い勝手にあふれていて、なかなか面白いデジカメに仕上がっている。レンズフードを逆さに付けられないなどという細かい欠点はあるが、グリップして構えた感触はなかなか気持ちよい。そして、これまで述べてきたデジタルならではの画質のカスタマイズ性やアイデアが、プロ向けデジ一眼との差別化にもなるはずだ。

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