レア&おバカグッズ好きの心をグッと掴む「サンコーレアモノショップ」に行ってみた

» 2004年08月25日 20時18分 公開
[岩城俊介,ITmedia]

 きっかけは、1万円程度で購入できる本格的液晶&キーボード用アームマウント「究極エクステンションアーム改」(2004年5月14日の記事参照)であった。

 書類が散乱し、キーボード操作するにも、いちいちそれらをちょっとどけてから作業するような筆者の机上にはぴったりの製品で「これ、なかなかよさそうじゃん」と気になっていた。

 その後、ボールペンにUSBメモリとメディアカードリーダーを内蔵した「SPY DISK with cardreader」(2004年6月29日の記事参照)、USB接続タイプのアロマ拡散器「USB P@D」(2004年7月6日の記事参照)、CD/DVDメディアを150枚分も収納できるライブラリ機器「DC300 CD Library II」(2004年7月8日の記事参照)、などを次々とリリースし、キラリと光るお役立ちパーツに加えて、おバカグッズ好きの心をまたたく間に捉えてしまったショップ、それが「サンコーレアモノショップ」だ。

 ここで発売されているディスプレイアームは、従来より発売されていた他社製ディスプレイアームと比べてかなり安価であるところにまず興味を持った。そのため造りが「ちゃち」なのではないか、と思うユーザーもいただろう。

8000円台からラインアップする、本格液晶ディスプレイアームの数々

 サンコーレアモノショップのショールームは、アキバから少し離れた湯島にある。学問の神様として有名な「湯島天神」のちょうど目の前だ。

photo サンコーレアモノショップ

 お、あったあった。早速目に付いたのはPCやキーボードともに展示されている「究極エクステンションアーム改」。

photo 究極エクステンションアーム改

 究極エクステンションアーム改は、ガスショックタイプではないものの、ディスプレイが置けるテーブルも一緒に動かすことができるアームで、前後、上下、左右回転移動が行える。価格は1万479円(税込み)。アーム本体の移動時にも適度な抵抗があり、ヒンジ部も頑丈でしっかりしている。これなら大丈夫そうだ。

photo ヒンジ部。六角ボルトにより、移動時の固さ調整が行える
photo アーム部。鉄製アームにより強度も保たれている。
photo ディスプレイマウント部。VESA規格75ミリ/100ミリ双方に対応する
photo ケーブルをまとめられるクリップ(左)や、ドリンクホルダー(右)など、細かいところにも気が利いているのである。ちなみにこのドリンクホルダー付きモデルは、サンコーで企画し、海外輸入元に発注した日本オリジナルらしい

 究極エクステンションアーム改以外にも、ノーマルの液晶ディスプレイアーム「LCDモニターエクステンションアーム(クランプモデル)」、ガスショック式デュアルディスプレイ対応の「デュアルモニターアーム(ガスショック式)」、ノートPC用アーム式スタンド「ノートパソコン用4軸式アーム」、8軸式デュアル液晶用アーム「8軸式くねくねデュアルモニタアーム」などが8000円台からラインアップされている。

photo 手前から、「LCDモニターエクステンションアームブラックカラー(クランプモデル)」、「デュアルモニターアーム(ガスショック式)」、「ノートパソコン用4軸式アーム」

「レアモノ」は、一ユーザーの視点で見た妄想から商品化される

 さて、サンコーレアモノショップは、実際に製品そのものを製造するメーカーではない。店で扱う「レアモノ」は、同社スタッフおよび代表取締役の山光氏自ら、海外メーカーからそれを探し出し、日本での代理店契約を結んだり、仕入れを行っているという。

photo サンコー代表取締役 山光(やまみつ)博康氏

 では、そんなレアモノのアイデアはどこから生まれてくるのだろうか。

「無意識にふと思い浮かびます。あ、こんなの欲しい。ところでそんな製品あったっけ? というところから始まりますね」(山光氏)

 きっかけは、誰もが経験のある「思いつき」である。そのような製品がすでに販売されていれば苦労はないが、国内には満足の行く製品がなかった。一ユーザーの視点による妄想、これがサンコーにおける「レアモノの卵」となる。

 例えば、光学ワイヤレスのコンパクトマウスに、巻き取り式のUSB、IEEE1394、LANケーブル、USB変換ケーブルまでをワンセットにした「無線式イッパツ換太くんキット」であったり、USB扇風機(2004年6月18日の記事参照)でおなじみとなっている某社のお株を奪うかのようなUSBアロマキット「USB P@D」であったり、プリンタ用インク補充機器「Inke HS-45」であったり。これらはすべて、山光氏含むスタッフの「レアモノの卵」から商品化されたものなのである。

photo 無線式イッパツ換太くんキット(左上)、USB P@D(右上)、Inke HS-45(下)

 そのほか、150枚メディアライブラリー「DC300 CD Library II」、ヘッドホン型MP3プレーヤー「ButterFly MP3 Player」、ボールペン型MP3プレーヤー「USB MP3 Penwith voice recorder」、DivX再生対応USB2.0HDD兼プレーヤー「NOAX HDD PLAYER」も人気となっているという。

photo DC300 CD Library II(左上)、ButterFly MP3 Player(右上)、USB MP3 Penwith voice recorder(左下)、NOAX HDD PLAYER(右下)

ここにくれば、いつでも何か新しい面白いものが見つかる。そんな店にしたい

 サンコーレアモノショップでの売り上げは、大半が通販である。しかし筆者のように、やはり一度チェックしたいというユーザーも多いようだ。「そのようなときにはいつでもいらしてください。そしてじっくり触って確かめてください」(山光氏)とのことだ。

「ここに来ればいつでも何か新しい面白いものが見つかる、ということを満たせるショップにしたいです。そうですね、さしずめPCパーツにおけるドン・キホーテのようなというと言いすぎでしょうか」という山光氏、それならアキバらしさがない(2004年8月16日の記事参照)ドン・キホーテ秋葉原店のテナントとして入っていたら面白そうだったのに、と無責任な妄想をしてしまった。

 なお同店は、8月いっぱいまで製品10%オフのキャンペーンを行っているが、これを見た読者のみ、8月31日までショールームでの購入限定で15%オフとなる特典をいただいた。「ITmediaで見た」と言っていただくか、このページをプリントアウトして持参していただきたい。格安液晶ディスプレイアームからメディアライブラリなど、レアな便利グッズ、そしておバカグッズまで「レアモノ」が揃う同店に、アキバに行ったついでにでも足を運んでみてはいかがだろうか。

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