録画に必須の大容量ストレージをIntel 925Xで構築する今年の夏は「PCで全部録る!」ことにした──外伝(3/3 ページ)

» 2004年09月14日 17時20分 公開
[寺崎基生,ITmedia]
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マトリックスRAIDの構築方法とそのメリット/デメリット

 今回、エプソンダイレクトのIntel 925Xマザー搭載PC「Endeavor Pro3000」を使って、実際にマトリックスRAIDを構築してみた。ちなみに、Endeavor Pro3000のパーツ構成は別表の通り。チップセットのサウスブリッジはICH6RでRAID機能をサポートしている。

 ただし、最初の構成ではシステムディスクがSerial ATAの160Gバイトだったが、テストの都合によりUltra ATA/133対応のSeagate Barracuda 7200.7 Plus 120Gバイトを組み込み、新たにWindows XP Professionalをインストールしている。

 RAID機能を有効にするためには、BIOSの設定でSerial ATAのモードを変更する必要がある。通常、RAID機能のオンオフの設定は「Chipset Features」「Integrated Peripherals」などにあることが多いのだが、Endeavor Pro3000に搭載されているASUS「P5AD2」にAMI BIOSでは、「MAIN」メニューにある「IDE Configlation」にある。

RAID機能を有効にするには、BIOS設定で2箇所を変更する必要がある

BIOSでRAID機能を有効にすると、起動時にこのような画面が一瞬表示される。このときに[CTRL]+[I]を押すと、下の設定画面に入る

BIOSでもRAIDの設定が可能。ただし、マトリックスRAIDを使う場合はIAAのユーティリティで設定するのが無難

 この中の「Configlation SATA as」を、デフォルトの「Standard IDE」から「RAID」に変更。そして「OnBoard Serial-ATA BOOTROM」を「Enable」にすることで、RAID機能を使えるようになる。

 再起動したら、インテルのサイトからダウンロードしたIntel Application Accelerator ver.4.1(以下IAA4.1)をインストールする。Ver.4.0では、マトリックスRAIDに対応していないので要注意だ。

RAIDを構築する前はRAIDボリュームが存在しない
RAIDボリュームに使用するHDDを選択する
RAIDのレベルを選ぶ。初めにRAID 0から構築することにしよう
マトリックスRAIDを使用する場合には、すべてをストライピングにするのではなく、ミラーリングに使用する容量を残しておく

RAID 0のストライピングと、RAID 1のミラーリングのボリュームがそれぞれに作成された

 IAA4.1を起動し、RAIDアレイを構築しよう。初めにRAID 0部分から作成する。「アクション」メニューから「RAIDボリュームの作成」を選び、ウィザードの指示に従おう。RAIDレベルの選択でRAID 0を指定し、ボリュームサイズの設定では、50〜75%程度で設定。ここで設定したサイズは、あとから変更できないため、よく考えてから決めてほしい。

 既存のHDDを使ってRAID 0を構築する場合、「既存のハードドライブからのRAIDボリュームの作成」を選ぶことにより、保存されているデータをそのまま生かすことも可能だ。ただし、ボリューム作成に数時間を要するので、もし待避できる場所があるのなら、新規にRAIDボリュームを作成したほうが効率いいだろう。

 ICH6RとIAA4.1を使ったRAIDでは、RAID 0でもそれほどパフォーマンスに優れているわけではない。BIOSのRAID機能をオフにして、ディスクの管理でストライピングボリュームを作成した場合や、ICH5で同様にストライピングボリュームを作成した場合と比較すると、パフォーマンスはほぼ同等の結果となる。そのため、マトリックスRAIDを必要としない場合には、BIOSのRAID機能やIAAをインストールする必要はないだろう。

マトリックスRAIDを構築してから、片方のHDDを取り外して起動してみた。このとき、RAID 0のドライブは消滅したが、RAID 1のデータは元のまま残っている

外したHDDを元に戻して起動すると、ボリュームの再構築が始まる。この処理には2時間以上という長い時間を必要とした。ただし、再構築後、RAID 0のボリュームに保存したデータも復活していたのには驚かされた
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