「改めて考えると、5インチベイパーツとしては最も売れている」と各ショップで聞かれたのが、アイネックス製の収納トレイ「BB-01WH」だ。
BB-01WHは、5インチベイに装着タイプの単なる小物入れだ。フロントをひと押ししてトレイを出す、クルマの灰皿のような構造で、収納スペースは幅130×奥行き156×高さ28(ミリ)。CDやねじ類、名刺などPCデスク周りに散らばるちょっとした小物を入れておける。アイボリーカラーのほかブラックカラーもラインアップされる。
「お得感につられて買っていくユーザーが多い」(PC-Success)というのが、このオウルテック「BRA-CRD/PB」だ。
BRA-CRD/PBは、5インチベイ1段分に装着するプラスチック製マルチデバイスステーだ。これの利用により、スリムタイプの光学ドライブと、3.5インチデバイスが装着できる。カラーにはブラックのほかに、アイボリーモデルも用意される。
2002年あたりにリリースされ、とくに新製品というわけではないが「別のパーツを買ったついでに購入される人が多いですね。もしかしたら、薄型DVDドライブ自体より売れているかも」と話す。
最後はちょっと微妙なパーツ、Thermaltake「Xray A2021」だ。
Xray A2021は、クルマに搭載されるようなシガーライターとコーヒーカップトレーを備える5インチベイ搭載パーツ。実際にシガーソケットタイプのクルマ用パーツが利用できるのが特徴だ。コーヒーカップトレーはイジェクトボタンを押すと飛び出し仕組みで、ここにクルマ用カップ型灰皿などを搭載することもできそうである。
「実用的なのかウケ狙いか、かなり微妙な製品。しかし、シガーソケット電源ポートとして使えるということで、よりハデでおバカなパーツも多いクルマ用パーツを、例えばギンギラギンのネオン管、それかいっそのことレーダー探知機やケータイ充電器、ハンズフリーキットなどを設置してみてはいかがでしょうか。ひひひひひ。電源周りの保証はできませんけど」とのこと。
アキバにはこれ以外にも、おバカ、あるいはより実用的な5インチベイ搭載パーツがたくさん販売されている。
数百円から数千円で購入できるものがほとんどなのでさほどおサイフにも厳しいわけではなく、ちょっとしたカスタマイズに挑戦してみるのも楽しいものだ。
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