縦型&無線LANで置き場所に困らない新「AVeL LinkPlayer」レビュー(3/4 ページ)

» 2005年02月04日 22時17分 公開
[坪山博貴,ITmedia]

 同種の製品が登場すると必ず話題になる120fpsのDivX/XVidファイルの再生は、再生は行えるものの、時間が経つにつれて不具合が生じるようだ。筆者が確認した範囲では30分のDivXフォーマットのファイルでも、10分程程度で音ズレが気になるようになり、20分を過ぎた頃にはシーンと音が完全にずれてしまった。

 120fpsの動画ファイル自体が少々例外的なのだが、ヘビーな動画エンコードユーザーにはわりと当たり前のテクニックにもなっているので、可能であればより完全な対応を望みたい所だ。ちなみに、120fpsの動画ファイルが必要なのは、最近のアニメ番組などでオープニングやエンディングだけ30fpsで、本編は24fpsといった作品が存在するためだ。

 ちょっと重箱の隅をつついてしまったが、ベースモデルが登場してから4カ月以上経過していることもあり、動作に不安定さを感じることはなかった。製品としては新しいのだが、ファームウェアなどはベースモデルと共通点が多いため、改善が進んだものになっている。

 では、無線LANはどうだろう。今回はアクセスポイントにはNECの「Aterm WR7600H」を用い、一般的な使われ方になるであろう802.11b/gモードに設定した。アクセスポイントとの距離はちょうど一部屋ぶん。パソコンで確認すると54〜36Mbps程度でリンクする環境だ。

 この環境で有線LAN(100Mbps)の場合と比較してみたところ、コンテンツの一覧操作などはとくに違和感を感じず、再生開始も「ワンテンポ遅れるかな?」という程度で、最初から無線LANで使っていればまったく気が付かない程度の差だった。体感でも分かるのは早見、早戻し再生時の待ち時間だが、これもストレスがたまるというレベルではない。9Mbps程度の高ビットレートなMPEG2ファイルの再生も問題なかった。

 もちろん、無線LAN接続ではどの程度の実効通信速度が得られるか、ほかの機器が無線LANを使っているかどうか、といった要素も影響するが、有線LANに比較して大きく不満を感じることはなさそう。無線LAN機能を標準搭載している点は、部屋間にLANケーブルを這わせたくない人にとって、やはり魅力的だろう。

EPGも使えるTVチューナーカードとの連携機能

 同社製TVチューナーカード/ユニットとの連携機能は、既存モデルの「AVLP2/DVDG」や「AVLP2/DVDJL」でもサポートされていたもの。付属の「AVeL Link Advanced Server 1.5」では「mAgic TV4.2」対応製品と、またWeb上で配布が始まっている「AVeL Link Advanced Server 2」では「mAgic TV5」対応製品との連携が可能になる。AVLP2・DVDGのレビュー時にはタイミングの関係でこの機能を評価できなかったので、今回は「GV-MVP/RZ」と「mAgicTV 5」(無償配布のLiteバージョン)、「AVeL Link Advanced Server 2」の組み合わせで連携機能をチェックしてみよう。

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