「究極のデジタルペーパー」現る――ワコム、21.3インチ液晶一体型ペンタブレット発表(2/2 ページ)

» 2005年02月08日 17時27分 公開
[岩城俊介,ITmedia]
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普及価格帯となった15インチ液晶一体型ペンタブレットシリーズ

photo DTI-520 U Model(左)、DTI-520 S Model(右)

 DTI-520 U Modelは、従来のハイアマチュアグラフィックスユーザー含む一般ユーザー用途向け液晶一体型ペンタブレットシリーズより、約25%ほど価格が下げられた普及価格帯モデルとして新たにラインアップされる。

 1024×768ドット(XGA)表示対応の液晶パネルに、従来モデル比で約25%減となる小型筐体を採用する。表面はCintiq 21UXと同様、強化アクリルを用いることによる、段差がないフラットサーフェイスデザインとなっている。

 法人向けモデルDTI-520 S Modelは、基本機能はDTI-520 U Modelと同じく、セキュリティ機能/入出力機能を強化したモデルとし、各ペンが持つ固有IDにて認証を可能とする「ペンID機能」、USBに加えてシリアルインタフェース、RCAビデオ入出力インタフェースを備える。

photo Cintiq 21UX、DTI-520とも外部RGB端子を備える(左)。プレゼン時に同製品を経由してプロジェクタ表示する際に、ペン操作で要点を指示しながら説明できる活用方法がある(右)

 ペンID機能は、各ペンにおいて“誰が記入したか”という情報を盛り込んだり、第3者により追記されることなどを防ぐためのセキュリティ性を高めるものとして活用可能となっている。

photo 医療現場における電子カルテでの活用例。医師個人個人がペンを所持し、医師A/医師Bどちらがどのように記載したかの判別もできる。ペンIDは42億通り分と事実上無制限に識別可能

 本体サイズは344(幅)×300(高さ)×49(奥行き)ミリ(スタンド含まず)、重量4.6キロ(スタンド含む)。対応OSはWindows 98SE/Me/2000 Professional/XP、MacOS X 1.2.6以降(シリアル接続の場合はWindows 2000 Professional/XP)。

photo このような情報端末のような利用方法も想定されている
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