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» 2005年02月08日 17時27分 公開

「究極のデジタルペーパー」現る――ワコム、21.3インチ液晶一体型ペンタブレット発表 (1/2)

ワコムは、現在最大となる21.3インチ液晶パネルを採用する液晶一体型ペンタブレット「Cintiq 21UX」などペンタブレット3モデルを発表した。

[岩城俊介,ITmedia]

 ワコムは2月8日、21.3インチ液晶パネルを採用する「Cintiq 21UX」含む液晶一体型ペンタブレット新製品2機種3モデルを発表した。

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photo 21.3インチ液晶パネルを採用する「Cintiq 21UX」。まさに広大な「紙」に描くように操作できる。下はPowerMac G5と30インチApple Cinema HD Displayと組み合わせた場合

 ラインアップは、21.3インチ液晶パネルを採用する「Cintiq 21UX」(2月26日発売)と、1024×768ドット(XGA)表示対応の15インチ液晶パネルを搭載する、普及価格帯にまで価格を抑えた「DTI-520 U Model」(2月10日発売)とシリアルポートを追加した法人向けモデル「DTI-520 S Model」の3モデル。

 価格は、Cintiq 21UXがオープンプライス(予想実売価格:35万円前後)、DTI-520 U Modelが12万6000円、DTI-520 S Modelがオープンプライス(予想実売価格:12万円前後、一般店頭発売はなし)

photo ワコム執行役員 小見山茂樹氏「ワコムは本年度売り上げが約184億となる見込みでペン関連事業が約95%を占める。今後はコンポーネント事業も拡大する予定で、CG、工業デザイン、医療分野、教育現場、ビジネス分野、タブレットPCなどへはもちろん、携帯電話やPDAなどの機器にもペン操作が望まれてくるだろう」
photo ワコムマーケティング部ゼネラルマネージャ 守屋潔氏「本当の意味で、紙とペンに置き換えるように使える“究極のデジタルペーパー”」

液晶ペンタブレットにおける、現状最大の画面サイズと最高の性能

photo Cintiq 21UX

 Cintiq 21UXは、従来の最大モデル18.1インチを大きく上回る、1600×1200ドット(UXGA)表示対応の21.3インチ液晶パネルを採用し、プロ向けタブレット「Intuos 3」と同等のペン入力分解能や筆圧関知レベルを実現する機能を備える液晶一体型ペンタブレットのハイエンドモデル。主にデザイナーやクリエイターを中心とするプロ向けモデルとしてラインアップされる。

 21.3インチの大型液晶パネルは、解像度1600×1200ドット(UXGA)においてフルカラー表示が可能。同社おなじみの電磁誘導方式ペンを採用し、液晶パネルの裏にセンサーを搭載する。パネル上面にセンサーがないため、液晶透過率や色調、明るさなどを損なわないメリットが挙げられる。また表面は、強化アクリルを全面に採用することで、段差がまったくないものに仕上げられている。

photo 従来のタッチパネルはパネル上面にタッチセンサーが配置されるため、明るさや色表示能力がスポイルされる(左)、対して電磁誘導方式を採用する同製品は、タッチセンサーを液晶パネルの下に配置するため、表示性能を損なわない
photo ペン操作時に非常に有効な、フラットサーフェイス

 また、30〜80度の間で無段階調節が可能なチルト機能と左右各180度まで回転できる機能を備えるスタンドが装備される。回転機構は、例えば90度回転させることで医療分野における縦長のカルテ表示用途として、そして漫画家やイラストレータなど、紙を回転させながら線を描く方法をとるユーザーにも非常に有効な機能となっている。

 本体左右には、Intuos 3と同じく各種ショートカットキー割り当てが可能なファンクションキー+トラックパッド「ExpressPad」を備える。左右各4つ用意されるショートカットキーには、CtrlキーやShiftキーのほか、各種ショートカットキーの割り当てが可能、スクロールパッドにて拡大縮小や配置スクロールなども行える。

 本体サイズは、535(幅)×418(高さ)×48(奥行き)ミリ、重量10.2キロ(スタンド含む)。対応OSは、USBポートを持つWindows 2000 Professional/XP、MacOS X 1.2.6以降。

普及価格帯となった15インチ液晶一体型ペンタブレットシリーズ

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