家電とPCのボーダレス化を狙うLogitech:CeBIT 2005(1/3 ページ)

» 2005年03月10日 20時43分 公開
[本田雅一,ITmedia]

 ドイツ・ハノーバで世界最大のエレクトロニクス製品の見本市「CeBIT 2005」が始まった。家電製品、携帯電話、個人向けPC、企業向けPCおよび関連製品など、その範囲は本サイトで扱っているほぼすべての分野に渡る、実に幅広い分野の展示がある巨大総合見本市だ。

 ありとあらゆるエレクトロニクス製品が集まっているのにさほど混沌さを感じないのは、近年、家電や携帯電話にデジタル/IT技術が流れ込んだためだろう。これらの製品は、それぞれの製品を育んできたカルチャーを基盤にしつつも、互いの技術を取り込み、製品カテゴリーの境目は曖昧になってきている。

 スイス・ローザンヌに会社の起源を持ち、世界で最初にマウスの商品化を行ったことでも知られるLogitech(日本名:ロジクール。現在、ローザンヌは研究開発拠点のみで本社は米国カリフォルニア)もまた、開発製品のボーダレス化を目指しているようだ。

成長4分野をターゲットに新製品を投入

 同社CEOのGuerrino De Luca氏はCeBITのプレス向けカンファレンスで4つの成長分野を挙げ、それぞれの製品に優れた製品を投入していくと話した。

photo Logitech CEOのGuerrino De Luca氏

 成長4分野とは「コードレス」「IPコミュニケーション」「リビングルームのデジタル化」、それに「可搬性」だ。Luca氏はまた、これらの分野に対して優れた機能のハードウェアを提供するだけではダメだとも指摘。適切なソフトウェア技術を組み合わせることで、ハードウェアを活かした製品作りができる。さらに欧州を起源とするメーカーらしく、優れたデザイン性もまた顧客に満足を与える製品作りには重要だとも話した。

 Logitechはこれまでにも、優れたデザイン製を持つコードレスキーボード・マウスセット製品のDiNovoシリーズを提供してきた。今回も主力製品であるコードレスキーボード・マウスセット商品には、力の入った新製品を投入している。

 「Codeless Desktop MX3100」は、昨年発売した世界初のレーザートラッキング技術を用いた光学式マウス「MX1000」を、はじめてキーボードとのバンドルセットに導入したものだ。キーボードのデザインも従来機から大きく変更され、ファンクションキーがスリムになり、周辺の補助キーのレイアウトも変更された新しいレイアウトになっている。

photo 「Codeless Desktop MX3100」

 MX3100にはMediaLifeとという新しいソフトウェアがバンドルされる。MediaLifeは、家電ライクな10フィートUI(ユーザーインタフェース)を実現するメディア再生ソフトで、統合された同社製コードレスキーボード/マウスで、AV機器的な操作を行えるようにしたもの。またキーボード上のメディア再生コントロールキーの使い勝手も改善している。やや渋めの濃いブルーメタリック塗装の仕上がりもなかなかのものだ。欧州では既に発売済みで、価格は89.99ユーロ(約1万2500円)。

 同社はこのほか、有線式のゲームユーザー向けマウスMX518も発表した。MX518はMX510とほぼ同じ構成のマウスだが、最大1600dpiから最小400dpiまで移動検出精度を“動的に”変更できる製品。ゲーム中、必要に応じてボタンひとつで解像度を変化させることが可能だ。日本でのリリース予定は今のところないらしいが、ぜひ日本でも発売してもらいたいものだ。

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