今週木曜、GeForce 6600搭載グラフィックスカード、リードテック「WinFast PX6600TD Heatsink Edition」がいくつかのショップに入荷していた。価格は1万4000円弱で、在庫は各々少数だ。
WinFast PX6600TD Heatsink Editionは、GeForce 6600・VRAM128Mバイト搭載のPCI Express x16対応グラフィックスカードだ。製品名の通り、グラフィックスチップとVRAMを1枚板のヒートシンクで覆うファンレス仕様になっている。DVI-I端子を備え、コンポーネント出力にも対応する。
入荷したクレバリー1号店は「NVIDIA系でNo.1人気のGPU搭載製品が1万円前半で買えるのはお得といえます。コンポーネント出力やファンレスなど、最近人気のツボをしっかり押さえているモデルですね」と話す。
上記の話にもあるように、最近のグラフィックスカードはファンレスモデルが売れ筋となっている。ただしこのような傾向に関して、アキバ店員氏の間で以下のように言われている。
「拡張カードも電源もファンレスが人気ですが、安易に飛びつくのは控えたほうがいいかもしれません。それぞれの内部部品や製品はよくても、PCケース内部温度はユーザーによって大きく差があるからです。うまく内部の熱を排出できないような構成となっている場合は、結果的に熱によるトラブルの可能性が高くなったり、PC全体の寿命を縮めてしまったりしかねないからです」
「完全ファンレスともなると、かなりシビアな熱対策が必要になります。とはいえ、グラフィックスカードのファンは結構うるさいタイプが今でも多いので、静音志向のユーザーがファンレスタイプを選ぶのは自然な流れでしょう。ヒートシンクも外しやすく、サードパーティー製のVGAクーラーが簡単に使えるものいいですね」
「静音=ファンレス=よい」という図式は間違いではないが、すべてのユーザーに当てはまるというわけではない。これから暑くなってくる季節だが、静音志向のユーザーは熱対策もしっかり考慮する必要がありそうだ。
製品 | リードテック「WinFast PX6600TD Heatsink Edition」 |
入荷ショップ | |
クレバリー1号店 | 1万3618円 |
パソコンショップ・アーク | 1万3780円 |
BLESS秋葉原本店 | 1万3800円 |
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