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» 2005年09月07日 11時00分 公開

GUIを一新してRDライクな使い勝手を実現──東芝「Qosmio G20」 (1/3)

17インチワイド液晶を搭載する東芝の本格AVノートPC「Qosmio G20」に新モデルが登場した。従来モデルと比べてハードウェアのスペックはそれほど変更されていないが、Windows上で動作するテレビ視聴ソフトが自社開発のものに変更され、使い勝手はフルモデルチェンジと言えるほど変貌した。

[坪山博貴,ITmedia]

17インチワイド液晶を搭載する本格AVノートPC

 dynabookのサブブランド「Qosmio」シリーズのフラッグシップに位置づけられるのがQosmio G20だ。2灯式で500カンデラ平方メートルという液晶テレビ相当の高輝度を誇る17インチワイド液晶ディスプレイを搭載し、Intel 915PMチップセットを基板に実装。グラフィックスチップには「GeForce Go6200 TurboCache」を採用する。

 

 Qosmio G20の新モデルとして2製品が用意されているがAV関連の機能は共通。2製品の相違は基本的に上位機種のG20/495LSが512Mバイト×2チャネルのメモリ構成でデュアルチャネルをサポートし、最新規格のVer.2に対応したBluetoothもG20/495LSのみとなった。

今回評価するのは上位モデルのQosmio G20/495LS

 従来モデルと比べてハードウェアスペックの共通点は多く、ノートPCとしての基本的な性能はそれほど変更されていない。ノートPCとしてはユニークなRAID機能も含め従来モデルのレビューも参考にしていただきたい。

今回登場したモデルは、ハードウェアスペック的に見ると、従来モデルとほとんど変わりない

HDDは100Gバイトのドライブを2台搭載。東芝RAIDにも対応する

大幅に進化したWindowsにおけるテレビ機能

 新モデルの注目すべき点は、自社開発のソフトウェア採用で大幅に進化したWindows上でのテレビ機能だ。旧モデルまではIntervideoを中心としたサードパーティアプリケーションを導入し、これらを呼び出すための専用メニューを搭載しているだけだった。操作環境においては正直言ってQosmioの独自色は薄かった。

 新モデルのテレビ機能は「Qosmio AVセンター」と呼ぶ自社開発の統合アプリケーションに変更された。「Qosmio AVセンター」ではテレビの視聴、録画、再生に加え、音楽ファイルや静止画ファイルなども一括して管理する。また利用スタイルに応じて変化する2種類のユーザーインタフェースを採用、PCの前でキーボードやマウスで操作することを想定し、コンテンツの一覧性を重視した「2フィートUI」と、快適なリモコン操作のために離れた位置からの視認性を重視した「10フィートUI」を備えている。

旧モデルが採用していた「Qosimo UI」よりもシンプルで分りやすくなった「Qosmio AVセンター」のトップメニュー。それぞれのナビ機能はメニューを経由しなくてもリモコンからダイレクトに呼び出せる

 ユーザーインタフェースという点でもう1つ注目したいのが、同社のデジタルレコーダーであるRDシリーズのそれに準拠していることだ。電子番組表を「番組ナビ」、録画予約を「録るナビ」、録画番組一覧を「見るナビ」と呼び、10フィートUIでは画面デザインも酷似している。リモコンはRDシリーズと機能の違いからボタンレイアウトこそ若干異なるが、こちらも基本デザインを共通とするものだ。総合家電メーカーでもある東芝ならではのアプローチとも言える。

上から10フィートUIにおける「番組ナビ」「録るナビ」「見るナビ」。RDシリーズに似せたデザインだが、ディスプレイが高解像度である利点を生かして、より情報量が重視されている。リモコン操作もRDシリーズに準拠したものだ
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