というわけで、ようやく登場したATIの新世代GPU「R520」ことRADEON X1800をはじめとするRADEON X1000ファミリーである。その詳細は笠原氏の記事で紹介されているのでそちらを参照していただくとして、ここでは興味深いRADEON X1000ファミリーのパフォーマンスを、競合するNVIDIA製GPUと、ハイエンド、ミドルレンジそれぞれで比較してみたい。
ハイエンドを比較する「RADEON X1800 XT vs GeForce 7800 GTX」「RADEON X1800 XL vs GeForce 7800 GT」の 組み合わせではCPUにAthlon 64 FX-57を、ミドルレンジの組み合わせ「RADEON X1600 XT vs GeForce 6600 GT」ではAthlon 64 3500+を採用している。
なお、RADEON X1000ファミリーのドライバはATIから評価作業のために提供されたCatalyst「6.14.10.6571」を適用しているが、筆者の環境では一部のベンチマークが動作しなかったり(half-life 2のHardwareOC d3c171)、描画が正しく処理されない(FarCryのHardwareOC River)現象が確認されている。
ドライバが正式版以前のものであることから、発生している現象は量産品で解消しているはずだ。同様に、テスト結果も量産品とは異なることがありえるので、その点を意識してユーザー諸氏もベンチマークの結果を各自で評価していただきたい。
ベンチマークシステム環境 | |
CPU | Athlon 64 FX-57 |
マザーボード | ASUS A8N-SLI |
メモリ | PC3200/512MB×2ch |
HDD | ST3160023AS |
OS | Windows XP Professional +SP2 |
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