Virtual PCでメモリを「ガバッ」と確保して「Harpoon II」を動かす勝手に連載!「レトロ“PC”ゲームが好きじゃー」(4/4 ページ)

» 2005年11月11日 21時47分 公開
[長浜和也,ITmedia]
前のページへ 1|2|3|4       

Harpoon IIで海上自衛隊の「有効度」を考える

 今に至るまで、かたくなに太平洋海域を排除しているHarpoon Classic系列の代わりに、Harpoon IIは「環太平洋諸国」が登場するシナリオを多数収録している。

 最終パッチを適用したHarpoon IIのプログラムとそれまでに発表されていた公式BattleSetとシナリオを収録した「最終版」ともいうべき「Harpoon II Admiral's Edition」(この幻のバージョンについて、前回紹介した大塚好古氏のWebページに興味深い逸話が紹介されている)にはBattleSetとして、「Global Conflicts-1」「Global Conflicts-2」「Global Conflicts-3」「WestPac」「ColdWar」「Rgnl.Conflicts-1」「Rgnl.Conflicts-2」の7本が用意され、それぞれで15本(Rgnl.Conflicts-2のみ20本)のシナリオが収録されている。

 自衛隊が登場するシナリオは「Global Conflicts-1」「Global Conflicts-2」「Global Conflicts-3」といった初期収録BattleSetにそれぞれ2〜3本ずつ収録され、「沖縄から排除された米海軍と日本が衝突」「樺太に侵攻する日本とソ連が衝突」という「なんじゃこりゃ」という設定もあったりするが、なぜか「米空母機動部隊を護衛する第2護衛隊群」といった日米安保を象徴するようなシナリオは用意されていない。

 「Rgnl.Conflicts-1」「Rgnl.Conflicts-2」はそれぞれ、1カ月程度の長期戦役を分割したシナリオで進めていくBattleSetだ。「Rgnl.Conflicts-2」の半分では「イラン」(イラクではない)と湾岸諸国+西側諸国の衝突を扱ったシナリオが用意され、「Rgnl.Conflicts-1」はすべてが「中国」と周辺諸国の衝突を扱ったシナリオとなっている。

 その「Rgnl.Conflicts-1」のシナリオ5本に登場するのが「中国」と「日本」だ。黄海で中国海空軍と「海上」「航空」自衛隊が作戦部隊を展開する。日本は米軍の支援を受けることなく単独で戦う。ほかにも日本が登場するシナリオが用意されているが、作戦海域はオホーツク海、日本海、南西諸島からフィリピン近海に限られている。

「Rgnl.Conflicts-1」は中国と周辺諸国の軍事衝突を扱ったBattleSet。このほかにも日本が登場するシナリオがいくつか収録されているが、その多くが中国との紛争を想定している

 手持ちのHarpoon IIをWindows XPが導入されているPCで動作させるには、Virtual PCが必須となる。Virtual PCで動く仮想PCで、パッチを反映させたHarpoon IIは軽く、そして、安定して動作する。しかし、パッケージで流通していないものの、Windows XPで動作する「Harpoon II」が元のデザインスタッフによって開発され販売されている。

 それが「Harpoon 3 For Windows」だ。Harpoon HeadQuartersのオンラインショップページからダウンロード、CD-ROMで販売されている。Harpoon HeadQuartersではパッチファイル、データベースエディタなどのユーティリティ、そしてユーザーが作成したBattleSetとシナリオも配布している。現在も新しい艦船データベースやシナリオが供給されるあたりが、Harpoonを「現役の作戦級現代海戦ウォーゲーム」と呼ぶ所以である。

 こうして、PCで現代海戦にのめりこんだ私であるが、もともとは空母戦ゲームの名作「Carrier at War」をするべく購入したPCであった。「噂」だけが先行するこのゲームを待っているとき、突如登場したのがSSIの「CARRIER STRIKE」である。

 ということで、個人的には「甘酸っぱい」思い出が詰まっている、日本海軍フリークお待ちかねの空母戦ゲームをVirtual PCで復活させてみる。

ということで、次回予告はCARRIER STRIKEの「EXPANSION DISK」 CARRIER STRIKEにシナリオを追加してくれる拡張ディスクで、「誘導兵器」が飛び交う1946年の空母戦を想定したシナリオも用意されている
前のページへ 1|2|3|4       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年02月13日 更新
  1. 6500円でデスクに新風! Thermalrightの小型液晶がヒット、背景にメモリ高騰? (2026年02月09日)
  2. ワコムが安い? 驚きの2025年を振り返り メモリ高騰におびえる2026年の「自作PC冬眠」と「次世代CPU」への期待 (2026年02月12日)
  3. 手のひらサイズの小型PCがお得に! GEEKOMが「冬セール」を開催中 (2026年02月12日)
  4. キンタロー。も驚くほぼ「入力ゼロ」の“次世代”確定申告 2026年の弥生は3つのAI活用とデスクトップ製品強化を両輪に (2026年02月12日)
  5. 新ARグラス「XREAL 1S」を試す 解像度と輝度が向上、BOSEサウンドで没入感アップ “3D変換”も大きな魅力 (2026年02月10日)
  6. 元Appleのジョナサン・アイブが手掛けるフェラーリ初EVの内装デザイン公開 物理ボタンとデジタルの融合 (2026年02月10日)
  7. アイ・オー、拡張ドック機能を備えたType-C接続対応の27型4K液晶ディスプレイ (2026年02月12日)
  8. マウス社長が3日間“フル参戦”した理由とは? 大阪・梅田のど真ん中で起きた“eスポーツ×地域振興”の化学反応 (2026年02月11日)
  9. 「雲」から降りてきたAIは「パーソナル」な存在になれるのか――開催から1カ月経過した「CES 2026」を振り返る (2026年02月12日)
  10. PC値上げの波はVAIOにも? 糸岡社長が明かす「マウスエフェクト」への対応とブランド価値の向上 (2026年02月13日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年