今週木曜日より、AOpen製のベアボーンキット「mini PC(MP915-B)」の発売がアキバ各ショップで始まった。価格は4万5000円前後で、在庫は潤沢だ。
このmini PC、販売前からユーザーの問い合わせが多数寄せられていたようだ。「週末に殺到してもいいように在庫は潤沢に確保しています。想定の範囲内です。え、いや、年末だから今年ハヤった言葉、使いたくなるじゃないですか。インスパイヤ」(T-ZONE.PC DIY SHOP)とのことで、狙っていたユーザーはぜひとも週末、アキバに行っていただきたいところだ。
mini PCは専用に製造されたという小型マザーを搭載し、本体サイズを幅165×奥行き165×高さ55ミリまで小型化したIntel 915GMマザー搭載ベアボーンキット。スロットイン式の薄型DVDスーパーマルチドライブ(2層式DVD±R記録対応対応)を標準搭載し、Socket 479、DDR2 SO-DIMMスロット、2.5インチHDD接続インタフェースを備える。
ほか、DVI-IやギガビットLAN、Mini-PCIが1基搭載される。CPUソケットはSocket 479でDothanコアのPentium M 740(1.73GHz)まで、ないしCeleron M 380(1.60GHz)までが搭載可能だ。電源供給には付属の65ワットのACアダプタを用いる。
さて、そのデザインと筐体サイズがアップルコンピュータの「Mac mini」と類似しているのがもっともたる特徴だ。しかしそこはアキバ。Mac miniに似ているからという理由だけで買っていくユーザーほぼいない。
俺コンハウスは「Petium Mを搭載できる最小クラス・静音性も望めるベアボーンということだからでしょう。静音性を重視しつつ、そこそこのパフォーマンスを求めるユーザーは、発表当初からかなり興味を持っていたようです」と話す。
もう1店、クレバリー1号店では値ごろ感を評価している。「DVDスーパーマルチドライブを搭載し、4万5000円前後は安いですね。最小構成で組めばならOS込みで8万円以下で仕上がるかもしれません」。
製品 | AOpen「mini PC(MP915-B)」 |
入荷ショップ | |
ツートップ秋葉原本店 | 4万3780円 |
フェイス秋葉原本店 | 4万3800円 |
クレバリー1号店 | 4万6198円 |
T-ZONE.PC DIY SHOP | 4万6800円 |
俺コンハウス | 4万6800円 |
また同じく木曜入荷にて、ShuttleからPentium M対応のキューブ型ベアボーン「XPC SD11G5」が登場した。価格は5万2000円前後、在庫は潤沢だ。
XPC SD11G5は、Intel 915GMチップセット搭載マザーを採用し、Pentium M 755までに対応するベアボーンキットだ。PCI Express x16やDDR2 SDRAMスロットを2本搭載でデュアルチャネル構成、ほかRAID 0/1に対応するなど、比較的高性能なマシンに仕上げられるのが特徴だ。電源は220ワットACアダプタを用いる。
入荷したパソコンショップ・アークは「Pentium Mのパフォーマンスを存分に活用できる仕様です。徹底した静音ユーザー限定というわけではなく、幅広いユーザー層にお勧めできます。ボーナスが入ったらこれをベースにマシン組んでみてはいかがですか?」と話す。
製品 | Shuttle「XPC SD11G5」 |
入荷ショップ | |
クレバリー1号店 | 5万1448円 |
T-ZONE.PC DIY SHOP | 5万2480円 |
パソコンショップ・アーク | 5万2500円 |
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