きょうは「RADEON X1900XTX」と「GeForce 7800 GTX 512」を競わせてみた(1/3 ページ)

» 2006年01月24日 23時00分 公開
[長浜和也,ITmedia]

 RADEON X1900シリーズのラインアップとして登場するのは、ベースとなる「RADEON X1900 XT」とそのクロックアップバージョン「RADEON X1900 XTX」、CrossFireのマスターGPUとして機能する「RADEON X1900 CrossFire Edition」、そしてハードウェアエンコード機能を実装した「All-In-Wonder X1900」の4モデルとなる。

 RADEON X1900ファミリーの仕様は先日登場したRADEON X1800シリーズにほぼ準ずる。RADEON X1000シリーズで採用された新しい技術、サポートするAPIなどはRADEON X1900ファミリーでもそのまま実装される。

 RADEON X1900ファミリーの最も大きな特徴は大幅に拡張されたPixelShaderユニットだ。それまでの最上位GPUであるRADEON X1800XTにおいてPixelShaderユニットは16個と、同世代GPU(設計思想的にはひと世代前といってもいい)のGeForce 7800 GTXよりも少なかったが、RADEON X1900ファミリーでは実に48個ものPixelShaderユニットが実装された。RADEON X1800 XTの3倍、GeForce 7800 GTXと比べても2倍に達する。

RADEON X1900 XTの高クロックバージョンといえる「RADEON X1900 XTX」。PixelShaderユニットが48個とRADEON X1800の3倍にも達する。さぞやダイサイズも大きくなったのだろうと思うのだが、ATIから正式な値は公表されていない。リファレンスカードの裏側を見ると、GPUと思われるあたりのパターンはRADEON X1800 XTと「そう変わっていない」ように思える

RADEON X1900ファミリーはすべてこのような「2スロット分」の厚さをもったクーラーユニットを載せている。ATIの説明では「RADEON X1800XTと同じものだが、カード全体の熱対策は進化している」とのこと

 これまで、ATIとNVIDIAそれぞれ同クラスのGPUを比較すると「VertexShaderの処理に強いATI製GPU」「PixelShaderの処理に強いNVIDIA製GPU」という傾向が必ず見られた。しかし、ATIもPixelShaderの重要性を認めざるをえないようで、ATIデスクトップマーケティング責任者のダニエル・タラノフスキー氏も「VertexShaderはRADEON X1800と同じにしている。なぜなら、この部分もはやボトルネックとならないからだ」と述べている。

 PixelShaderユニットの大幅拡張以外では、RADEON X1900ファミリーとRADEON X1800ファミリーとでその構造に大きな違いはない。クロックもノーマルタイプのRDEON X1900 XTがコアクロック625MHz、メモリのデータ転送レート1.45Gbps。RADEON X1800 XTと比べてほぼ同じ。メモリクロックはやや落ちている。

 RADEON X1900 XTXはRADEON X1900 XTのオーバークロックバージョンともいうべきもので、その違いは動作クロック以外にない。コアクロック650MHz、メモリのデータ転送レート1.55Gbpsとこちらは文句なく速い。ただし、メモリの速度はGeForce 7800 GTX 512の1.70Gbpsより遅い。

 クロックを並べてみると、さほど大きな進化を遂げていないように見えるRADEON X1900ファミリーであるが、やはり、現役最多のPixelShaderユニットがどれだけ“

もの”をいうか興味深いところである。

RADEON X1900XTRADEON X1900XTXRADEON X1800XTGeForce 7800 GTXGeForce 7800 GTX 512
コアクロック625MHz650MHz625MHz430MHz550MHz
メモリクロック1.45GHz1.55GHz1.50GHz1.20GHz1.70GHz
VertexShader88888
Pixcel Shader4848162424
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