PC向け入力デバイスメーカーとしておなじみのロジクールから、ゲームユーザーをターゲットとしたキーボード「G15 Gaming Keyboard」(以下、G-15)が登場した。
製品名に“G”というイニシャルが用いられることからピンと来る人もいるだろうが、このG-15は、ゲームユーザーをターゲットとする「G」(ゲーミング・グレード)シリーズとしてラインアップされる製品だ。このシリーズには、“徹底ゲーマー向け”と謳われる、2005年10月に発売されたレーザーエンジン採用高性能マウス「G7 Laser Cordless Mouse(G-7)」や「G5 Laser Mouse(G-5)」(関連記事参照)などあるが、このG-15もゲーマー向けにオリジナル機能を備えたキーボードとなっている。
G-15を際立たせているのは、左側に配置された18個もの「ゲームキー」、そして本体奥の折りたたみ式LCDパネル「GamePanel LCD」である。さらに、キートップは青色LEDによるイルミネーションで淡く光る仕組みになっている。こういった部分を見ただけでも、一般的なキーボードとは一線を画する。
左側に配置される18個の「ゲームキー」には、任意のキー、およびマクロを自由に登録できる。
たとえば「ゲームプレイ時に武器や装備を変更する」「特定アイテムを使用する」「チャットウインドウを開く」といった、キーボードの特定キーを押すと実行できる操作を、このキーそれぞれに登録できるわけだ。
さらには、複数のキーを連続で押して実行する流れ操作(=マクロ)も登録可能なのである。マクロは、各キーの押下時間を指定したり、各コマンドキー入力の間に数秒間隔を空ける“ウエイト時間”も挿入できるなど、かなり自由度の高い仕様となっている。
本体に用意されているゲームキーは全部で18個あるが、その上にはマクロバンクを切り替える3つのボタン「M(モード)キー」が用意されており、それぞれのバンクに対して18個ぶん、最大54個のマクロを登録可能だ。もちろんこのマクロは利用するアプリケーションごとに設定できるため、1つのゲーム(アプリケーション)に対して最大54個のマクロを活用できることになる。
ゲームキーへのマクロ登録は、付属ユーティリティツールの「G-seriesキーボードプロファイラ」で行う。一連のキー操作を登録する場合には、登録したいゲームキーを選択し、実際にキーを入力しながら登録していく。このときにイベント間の遅延時間も同時に記録するようにしておけば、キーを押下して離すまでの時間や、次のキーを押下するまでの時間も自動的に登録されるようにもなっている。登録後もマクロ内容を編集できるので、遅延時間挿入のタイミングや間隔をチューニングすることも可能である。
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