音にこだわるオトナのPC――オンキヨー「HDC-7」

» 2006年04月07日 11時59分 公開
[ITmedia]

 オンキヨーは4月7日、Viivテクノロジに対応したデスクトップPC「HDC-7」を正式に発表した。同社は2005年1月にインテルキャピタルの出資を受け、ホームシアター技術の拡張と、Intelが提唱するデジタルホーム・ソリューションを補完するための映像・音声システムの開発で協業を行っていた。オーディオ専業メーカーとしてViiv対応PCが投入されるのは今回が初めて。5月25日の発売を予定しており、オンキヨーサイバーショップでは1週間前より先行予約を行う。価格はオープンで実売価格は25万円前後になる見込み。

「HDC-7」。実売予想価格は25万円前後

 HDC-7は、Viivテクノロジをベースに、24bit/96kHzの高品質サウンドや7.1chサラウンドの対応、D4端子をはじめとする多彩な映像出力端子を備えたホームエンタテインメント向けPC。主な仕様は、CPUがPentium D 820(2.80GHz)、チップセットがIntel 945G Express、メモリ/HDD容量はそれぞれ1024Mバイト(PC2-4200)/400Gバイト(Serial ATA)、光学ドライブとしてDVDスーパーマルチドライブを搭載する。このほか、2基のTVチューナー(アナログ)とFVチューナを備える。

 共振に強いアルミ製ケースの採用や専用サウンドカードの実装など、映像/音声信号へのノイズ干渉を防ぐ様々な工夫が施されており、より高品位な再生環境をめざしているのが特徴だ。パルス性ノイズを除去する独自技術VLSCを搭載したほか、民生用のAV機器として初めてドルビーマスタースタジオに対応する。

当初の月産台数は日本と米国あわせて500台。ちなみに米国モデルのカラーリングはゴールドではなくブラックになる。なおHDC-7の発売と同時に、同社が運営する音楽配信サービス「e-onkyo music store」では、24bit/96kHzの音楽コンテンツを配信するViiv向けのサービスもスタートする。

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