新プラットフォーム対決の前に――台北世界貿易中心を走ったCOMPUTEX TAIPEI 2006

» 2006年06月06日 21時10分 公開
[田中宏昌,ITmedia]

デュアルコアCPU対応のノートPCが数多く展示

 今年のCOMPUTEX TAIPEI 2006は、インテルとAMDの新プラットフォーム対決が見どころだが、まずは速報という形で会場(台北世界貿易中心)の雰囲気をお届けしよう。

 PC製品ではAMDのTurion 64 X2やIntel Core Duoといった、デュアルコアCPU対応のノートPC、マザーボードの展示が目立った。特にMSIのブースではAMDのTurion 64 X2やIntel Core Duo対応のノートPCが数多く展示されていた。また、日本では未発売ながら、BenQブースでは「Joybook」ブランドのノートPC新シリーズが展示。TVチューナーを内蔵することで台湾の地上デジタル放送方式「DVB-T」をサポートしているのが目を引く(アンテナは外付け)。TV放送の予約録画も可能とのこと。

MSIのブースで展示されていたTurion 64 X2搭載の「S271」(写真=左)。12.1インチのワイド液晶を搭載し、重さは約1.9キロ。右も同じくTurion 64 X2を搭載した「M675」。15.4インチのワイド液晶とGeforce Go 7600を備えたフルサイズのノートPCだ
左の写真はMSIの「L730」で、こちらもTurion 64 X2をサポート。17インチのワイド液晶とGeForce Go 6100、103キーボードを備えている。チップセットはNVIDIA C51だ。右の写真はBenQブースに展示中の「Joybook S61」は12.1インチのワイド液晶を搭載した2スピンドルノートPC。重量は約2キロで、台湾のデジタル放送方式(DVB-T)に対応しているのがポイントだ。台湾では実売20万円前後で発売される予定

HD DVD Writableドライブやキャリブレーション機能内蔵の液晶も

 周辺機器では、Blu-rayとHD DVDドライブがいくつかのブースで出展されていた。BenQのブースでは内蔵/外付けタイプのドライブが展示され、デモ機が動作していた。また、東芝のブースではHD DVD-ROMドライブに交じって、HD DVD Writableドライブの姿も見られた。

 ユニークなところでは、ハードウェアキャリブレーション機能を内蔵したBenQの1280×1024ドット表示対応19インチ液晶ディスプレイ「FP91R」が目を引いた。付属のUSBコントローラを液晶背面に接続し、ボタンをワンクリックするだけで手軽にPCレスでキャリブレーションできるのが魅力だ。価格は未定だが、日本では8〜9月の発売を目指しているという。

Blu-rayドライブが各所で展示されていた。こちらはBenQのブースの内蔵ドライブ「BW1000」だ
同じくBenQの外付けドライブ「EW100G」だ。実機のデモは内蔵ドライブで行われていた
ASUSTeKのブースに出品されていたBlu-rayドライブ。BD-R/BD-REの2倍速書き込みに対応する
東芝のブースではHD DVD-ROMドライブに交じって、12.7ミリ厚のHD DVD Writableのドライブが展示されていた(写真=左)。右の写真はHD DVD Writable用のピックアップだ
BenQのFP91Rは輝度が250cd/平方メートルでコントラストは700:1のパネルを搭載。応答速度は18msで、2基のDVI-Iインタフェースを備える(写真=左)。付属のUSBコントローラーを30秒ほどパネルに密着させるだけで調整が可能(写真=右)。RGBやCMYK、ガンマ(1.8〜2.6)、色温度(4000〜10000度)と、調整項目が豊富なのも特徴だ。

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