TVより快適に! 家電のように使いたい夏のデスクトップPC選び+D Shopping バイヤーズガイド(1/2 ページ)

» 2006年07月14日 00時00分 公開
[石川ひさよし,ITmedia]

 数字としてはノートに押され気味なデスクトップPC。とはいえ、「PCだけど、リビングに設置してくつろぎながらTVも見たいっ」というユーザーにはまだまだデスクトップPCが本命だ。そういうユーザーの志向を考えるならば、この夏、デスクトップPCを選ぶキーワードは“さらに一歩進んだ家電との融合”ということになる。“パソコンテレビ”とシャープが呼ぶ「インターネットAQUOS」に代表されるようにPCよりも家電に重きをおいたコンセプトのPCも登場している。この夏、各メーカーが投入した「AV機能を重視したデスクトップPC」をピックアップしてみよう。

 このところ、30インチクラスの大画面ディスプレイを搭載したリビングで楽しむPCのニーズが高まっている。この夏の新製品ではシャープ「インターネットAQUOS LD-37SP1 PC-AX100M」と富士通「DESKPOWER TX95S/D」、そしてNEC「VALUESTAR W VW970/FG」の3シリーズが、37インチワイド、32インチワイドといった大画面液晶ディスプレイを搭載して登場している。

 このなかで「リビングで使う」ことを重視しているのがインターネットAQUOSだ。これまでシャープがPCに用いてきた“Mebius”ではなく液晶TVの“AQUOS”ブランドを冠していることからもそのコンセプトがうかがえる。この製品のカテゴリーを“パソコンテレビ”とシャープは呼んでいるが、製品の本体として位置付けられているのはディスプレイでデジタルチューナーを搭載した液晶AQUOSと言っていい。PCはディスプレイに録画機能やインターネット接続機能などを追加するための周辺機器といった扱いになる。チューナーは視聴のみに用いるディスプレイ側にも、録画に用いるPC側にも搭載されていて、最上位モデルでは、ディスプレイ側とPC側であわせて8基(地上アナログ、地上デジタル、BSデジタル、110度CSデジタルを別に計算して)のチューナーを搭載している。

 自分専用のプライベートルームの鑑賞に向いている20インチ以下クラスの液晶ディスプレイを搭載したモデルでは、ソニーの「VAIO type L」がユニークな存在といえる。“ボードPC”と題された同シリーズは、透明フレームを用いたディスプレイが浮遊しているようなデザインが特徴だ。19インチワイド液晶モデルでアナログチューナー1基のみ搭載という「手軽」な仕様も、デザインを重視する集合住宅に住むひとり暮らしというイマドキの若者にマッチしている。なお、VAIO type Lには15.4インチワイド液晶ディスプレイ搭載モデルも用意されている。こちらはTVチューナーを搭載しないがバッテリーでも動作するユニークなデスクトップPC。例えばロケーションフリーベースステーション「LF-PK1」のようなワイヤレスのネットワークチューナーを利用すれば、内蔵する無線LANと接続してノートPCのような自由な視聴スタイルがとれるのだ。

 搭載するディスプレイのサイズでAV重視タイプのデスクトップPCを整理すると、37インチワイドや32インチワイド、26インチワイドといった大画面モデルから、20インチ前後のワイド液晶、そして17インチの4:3アスペクトなどが主なラインアップとなる。主流は20インチワイドということになるが、コストメリットの高い17インチ液晶モデルにもデジタル放送対応製品が登場している。プライベートルーム向けとして、そしてPCとして使う場面も想定してユーザーのニーズが高いと考えられる。

 これらのAV重視タイプのデスクトップPCが搭載するCPUでは、一部のモデルで採用されているIntel Core Duo、もしくはYonahコアのCeleron MといったモバイルCPUが注目される。AV機能を重視すればするほと繊細な音を邪魔しない優れた静音性能が必要となる。もちろん、最近の国産メーカーPCは発熱量の大きなPentim DやPentium 4を搭載していてもなかなか静かではあるのが、モバイル向けのCPUであれば発熱量が少ない点で有利となる。例えばDESKPOWER LXでは、シリーズのほとんどがPentium 4を採用しているところ、「DESKPOWER LX LX65S」は唯一Celeron Mを採用している。ここを製品選びのポイントとすることも十分考えられることだろう。

 では、次のページからのスペック比較カタログでこれらポイントを比較しながら、自分の視聴スタイルに合ったテレビ機能搭載デスクトップPCをチェックしてみよう。

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