Samsung、Windows Vista PC高速化の4GバイトSSD発表

» 2006年07月27日 08時16分 公開
[ITmedia]

 Samsung Electronicsは7月25日、4GバイトのSolid State Disk(SSD)の製造準備が整ったと発表した。MicrosoftのWindows VistaではPC用の高速NANDフラッシュキャッシュとして利用できる。

 Samsungの4GバイトSSDは、フラッシュメモリを使ってシステムの反応速度を高めるWindows Vistaの新機能「Windows ReadyBoost」に対応している。

 Windows ReadyBoostは、アプリケーションの起動やユーザーの切り替えといった動作を高速化できる機能。ユーザーからのデータリクエストに対し、従来型のHDDで処理できるのは毎秒100〜200件に限られていたが、SamsungのSSDでは最大で5000件のリクエストを処理でき、データ探しにかかる時間が実質的にゼロになるという。

 SamsungのSSDはマザーボード上のどこにでも配置でき、ATAポート経由で接続される。フラッシュキャッシュによってDRAMを補完し、Windows VistaではReadyBoostデバイスに保存される全データが自動圧縮されるため、4Gバイトのドライブで実質的に最大8Gバイトのデータ処理が可能だとSamsungは説明している。

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