ちょっぴり大きな“minipc”でメインマシンを作る(2/2 ページ)

» 2006年10月12日 17時42分 公開
[古田雄介(アバンギャルド),ITmedia]
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省スペースと静音が両立。構成次第で高性能に

 今回の試用では、Core Solo T1300と512MバイトのPC2-3200メモリを組み込んだ。HDDはIDE接続の200Gバイトモデルを搭載し、グラフィックスはオンボードを利用。光学ドライブは搭載せず、ネットワーク経由でWindows XP Home Edition(SP2)をインストールした。

 CPUの動作クロックが1.66GHzだったため、CPUファンの回転数は3000rpmに抑えた。動作音は非常に静かで、作業机の上に置いても騒音が気にならないレベルだ。ただし、CPUファンを最大の6000rpmに設定すると、甲高い騒音が耳につくようになった。Core Duo T2700(2.33GHz)などを搭載してハイスペックマシンを構築するなら、ある程度の騒音は覚悟しておいたほうがよいだろう。静音性を重視するなら、4000rpm程度で冷やせる1.8GHz前後のCPUを選ぶのがベターだ。

 評価機の性能を計るため、HDBENCHでベンチマークテストを行った。比較対象のマシンとともに、構成を下記にまとめる。

構成表評価機(LF800)比較マシン
CPUCore Solo T1300(1.66GHz)Atlon 64 3000+(2.0GHz)
メモリPC2-3200 512Mバイト(256Mバイト×2)PC3200 512Mバイト(256Mバイト×2)
HDDIDE 200GバイトSerial ATA 200Gバイト
グラフィックスオンボード(Intel 945GMチップセット)ATI RADEON 9550
HDBENCH結果

 結果を見ると各スコアでスペック通りの差が生じ、CPUとHDD、グラフィックス性能のほとんどで比較マシンが上回った。メモリはDDR2に対応したことが影響し、LF800が比較マシンをしのいでいるが、通常の使い方なら体感できる性能差はわずかだろう。比較に使用した機種の構成は少し古めだが、現状で仕事用に使っているマシンだ。そのことを考えれば、LF800はメインマシンとしても十分に期待できる性能を持つといえる。

 超小型マシンといえば、ネットワークサーバや外付けHDDを利用したファイルサーバなど、特殊な用途に用いる場合が多い。一方、小型PCにメインマシンとしての拡張性を求めると、キューブ型ケースが限界となってしまう。今回取り上げたLF800は、拡張スロットやベイなどを最低限確保したうえで省スペース性を実現したため、本体サイズは一回り大きくなってはいるが、それでもキューブ型ベアボーンよりは格段に小さい。Core Duoを搭載し、メインに使える小型デスクトップPCとして購入するのもアリだろう。

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