CESで「OQO model 02」をプチプチしました:2007 International CES

» 2007年01月09日 18時56分 公開
[長浜和也,ITmedia]

第2世代のOQOはWindows Vistaが動きます

CESに展示されていたOQOの新製品「OQO model 02」は、来場者が実際に手にして使うことができる

 小型PCに詳しいユーザーならば「OQO」というメーカーを聞いたことがあるだろう。日本でも個人輸入から始まって、今では通信販売ながらこのメーカーの小型PC「OQO model model 01+」を扱うWebサイトも登場している。

 そのOQOの文字を準備中のMicrosoftブースで見かけたことは、すでに紹介した。正式にCESが始まってようやく入場できるようになった展示ブース(プレイベントの期間に突入しようとした愚か者は、展示会場の入り口でいかにもアメリカンな警備員に羽交い絞めにされる)で、OQOの新製品「OQO model 02」を見ることができた。

 OQOの資料によると、OQO model 02のサイズは5.6×3.3×1.0インチ(約142×84×25ミリ)で重さは1ポンド以下(約452グラム以下)と、例えばソニーのVAIO type U VGN-UXファミリーより小さくて軽い。バッテリー駆動時間は標準で3時間だ。従来モデルのOQO model 01+と同じく液晶ディスプレイをスライドさせるとQWERTY配列のキーボードとテンキーが姿を現してキー入力が可能になる。キーボードとテンキーの間にスティックタイプのポインティングデバイスが配置されているレイアウトもOQO model 01+と同じだが、model 02では液晶ディスプレイの右下隅に縦方向と横方向のスライドエリアを設けて縦横のスクロール操作を可能にしている。

このサイズでWindows Vistaのデスクトップを見るのはちょっとした感動もの
液晶ディスプレイをスライドさせて画面だけになる。VGN-UXシリーズと異なりポインティングデバイスも見えなくなるが、オプションのデジタルペンで操作は可能だ

 液晶ディスプレイのサイズは5インチのワイドサイズで、これもOQO model 01 +と同様。最大解像度は800×480ドットだが、ソフトウェアによるズームアウト機能によって擬似的に1200×720ドットと1000×600ドットの表示も可能。OQO model 02の筐体は光沢のあるブラックでOQO model 01+で丸かったキーボードの形状も四角に変わった。その風貌は「VAIO type U VGN-UXシリーズの小型版」という雰囲気だ。

 CESの展示ブースでは実際にOQO model2を手に持って使えたので、早速キーボードを打鍵してみたが、VGN-UXシリーズより筐体の横幅が狭いおかげで親指が難なくキーボードの中央まで届いてとても打ちやすい。短時間の使用における印象であるが、キーボードの入力はVGN-UXシリーズを超えているのではないだろうか。

 ポインティングデバイスも指の力の入れ具合とマウスカーソルの追従性が良好で、この手のデバイスにありがちな「ぐっと力をかけているのに動かない止まらない」という“じりじり”するようなストレスはまったく感じない。上がクリック、下がサブクリックと上下に並んだマウスボタンの操作性も直感的でいい。

 ただ、スティックもボタンも液晶ディスプレイをスライドさせてしまうと隠れて使えなくなるのは不便。オプションのデジタルペンでタッチ操作が可能になるが、感圧式ではないのでVGN-UXシリーズのように指を使ったタッチ操作はできない。

 内部の構成は従来モデルのOQO model 01+から大幅に変更されている。展示されていたOQO mode02が搭載しているCPUはVIAのC7M LVU/1.5GHz。グラフィックスはチップセットとして搭載されているVIAのVX700に内蔵されているコアを利用する。メモリはDDR2-533で最大1Gバイトまで実装可能。HDDは60Gバイトドライブを組み込んでいた。OQOの資料によると回転数は4000rpmになるという。

 本体に搭載されているインタフェースは、USB 2.0が1つにVGAと10/100BASE-T兼用の専用コネクタ、それに画像出力用としてHDMIが用意されている。HDMIで外部ディスプレイに出力する場合、最大解像度は1920×1200ドットに及ぶ。また、無線インタフェースとしてBluetoothとIEEE 802.11 a/g/bにも対応している。

本体のインタフェースは下側面と配置されている。下側面にはHDMIのドッキングコネクション、USB 2.0が設けられ、左側面には電源ボタンが用意されている

製品情報には「Windows Vista Capable」とあるが、CESの展示製品にはWindows Vista Ultimateが導入されている。
展示されていたOQO model 02のデバイスマネージャーから

 サイズと重さ、液晶ディスプレイのサイズにバッテリー駆動時間と携帯性能に影響するスペックはOQO model 01+と変わらないのに、やはりそのデザインは「うぉぉぉぉ、こりゃ、欲しいぜぇ!」と思わずにはいられない。さらに手に持ってキーボードをプチプチと親指で押したりスティックでマウスカーソルを動かしたりしたときの爽快感と5インチワイドのディスプレイに表示されるWindows Vistaのデスクトップを見た衝撃を体感すれば、携帯PC好きは、もうOQO model 02の魔力から逃れられないはずだ。

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